マイベストプロ香川
山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(やまもとたけし) / コーチ

ポテンシャルビジョン

コラム

ちゃんと作っていますか?対話の機会を。

2023年2月28日

テーマ:看護師

コラムカテゴリ:ビジネス

看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。




いきなりですが、質問です。

『対話』とは何でしょうか?




「話し合いのことなんじゃないの?」

という答えが返ってくることが多いですが、
実は少し違います。



「話し合い」と一言で言っても
実は3種類あります。


1つ目は対話
2つ目は議論
3つ目は雑談


3つ目は省きまして、
『対話』と『議論』について
目的、主語、結果の3項目での違いを
ご紹介いたします。


まず目的の違い

対話=理解し合うこと、情報や気持ちの共有
議論=結論を出すこと、決着をつけること



次に主語の違い

対話=私、私たち
議論=出来事、状況や対応策など



最後に結果の違い

対話=違いの認識、一体感
議論=同一性の重視、対立

※同一性の重視とは、
同じ意見や考えであることを大切にすること。



このような違いがあります。

どちらか一方が良くて
他方が悪いというわけではなく、

両方必要で、
目的に合わせて使い分けることが
重要だということをご理解ください。



そこで考えて欲しいのが、

===============
対話の機会をどれくらい作っているか?
===============

です。



議論ばかりでは
組織内に対立を生みます。


対話を適度に取り入れることで
お互いの違いを尊重し合い、
一体感のある組織づくりができます。


僕が提供させていただいている対話を用いた
看護管理者向けの『7つのマネジメント』という
研修プログラムを受けてくれている方から
こんな声が聞かれました。


・じっくり時間をとってお互いの現状や
 苦労を話し合うことで気持ちが分かり合えた

・大変なのは自分だけじゃないと感じ
 みんなで一緒に乗り越えようという気持ちになれた

・多忙な業務を日々淡々とこなすだけじゃなく
 やりがいのある職場づくりを進めたいという気持ちを思いだせる

・誰からも責められることがない話しやすい場で
 自分をじっくりと省みる良い時間になっています

などなど。


他にもたくさんの
ポジティブな声をいただいています。


心理的安全性の高い職場が求められる現在、
『対話』の場はとても重要ではないかと思います。


ぜひ、貴院でも
『対話の場』を積極的に作ってみてくださいね!

この記事を書いたプロ

山本武史

ワークライフバランスを実現するタイムマネジメントのプロ

山本武史(ポテンシャルビジョン)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ香川
  3. 香川のビジネス
  4. 香川のビジネスコーチング
  5. 山本武史
  6. コラム一覧
  7. ちゃんと作っていますか?対話の機会を。

© My Best Pro