《妊活》の基本の一つは?
甲状腺ホルモンと不妊症
甲状腺ホルモンは妊娠と深い関係があり、妊娠前の検査で甲状腺疾患の検査もありあます。
これは甲状腺ホルモンの影響で不妊や流産などの可能性を早めに知っておくためです。
甲状腺疾患の中でも橋本病などの甲状腺機能低下症は妊娠出産への影響は無視できません。
また、甲状腺機能低下症とまではいかなくても甲状腺ホルモンが低い場合は注意が必要です。
甲状腺ホルモンが低いと他のホルモンに影響し最終的にはプロラクチンというホルモンが高くなります。
プロラクチンが高いと排卵障害や黄体機能不全による月経不順などが起こり、不妊の原因となります。
自覚症状があまりなく習慣性流産の原因にもなります。
中医学で見る甲状腺ホルモンが低い方の不妊症
甲状腺ホルモンが低い方は気血が不足したような症状が見られます。
甲状腺ホルモンが低い体質の症状
- 冷え性、低体温、低血圧
- 疲れやすい、疲れが取れない
- 髪の毛が細い、抜けやすい
- コレステロールや中性脂肪が高い
- 肌が乾燥しやすい、荒れやすい
- 月経過多
このような症状は中医学で見れば気血の不足です。
また、甲状腺ホルモンが低い方は五臓の腎陽の弱い方が多いです。
腎の弱りにより体に必要な気血を作るのが苦手な体質になります。
また、腎の弱りはホルモン内分泌機能の低下につながります。
気血を補う漢方薬を服用しながら鹿茸などの腎を強くする漢方薬の服用も必要です。
また、プロラクチンの数値が高い際には炒り麦芽などを使用する場合もあります。
妊活中やこれから妊娠を考える方で病院での検査で気になる項目がある方はお気軽にご相談ください。
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