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佐藤宣幸プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

香りの良い秋の漢方薬 金木犀(桂花)

佐藤宣幸

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テーマ:中医学で見る季節の漢方薬

桂花陳酒

金木犀の花


秋になり少し涼しくなってくる頃に咲くのが金木犀(キンモクセイ)です。

花は小さくオレンジ色で特徴的である甘く芳醇な香りを放ちます。

この時期に外を歩いていると金木犀の香りがして秋を感じることができます。

今朝も出勤の際に香りがするので探してみると金木犀の花が咲いていました。


金木犀


三大香木の一つとされ春は沈丁花(ジンチョウゲ)、夏は梔子(クチナシ)、秋は金木犀(キンモクセイ)だそうです。

金木犀は開花期間が短く、香りを楽しめるのは今だけなので宜しければ探してみてください。

金木犀の花は桂花という生薬


金木犀の花は桂花(ケイカ)と呼ばれる生薬で花を干して乾燥させた物を使用します。

桂花は体を温め気血の巡りをよくし、良い香りでリラックスさせくれます。

薬効としては不眠症や低血圧、生理痛などを改善するとされています。

他にも胃腸の動きを良くしてくれたり、痰や咳を鎮めたりする効果もあります。

中国ではお酒や烏龍茶などに入れて香りを楽しみながら飲まれます。

特に有名なのが桂花陳酒です。

当薬局では販売はしておりませんが、日本国内でも販売されているので手に入れる事が出来ます。

秋の冷え込みと共に気血の流れは滞り、ストレスによる体調不良が出やすい季節です。

そういった方はお酒が苦手でなければ、桂花陳酒の香りを楽しみながら飲むと良いですよ。

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佐藤宣幸
専門家

佐藤宣幸(薬剤師)

有限会社 すみれ漢方施薬院薬局

薬剤師の知識の上に、臨床検査技師の知識を重ねた指導ができるのが強み。健康相談にも力を入れていて、訪れる人の多くは食生活の改善をしながら漢方薬を服用すると健康になる場合が多くあります。

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