RSウイルスと漢方薬
秋の寒暖差疲労
昔から季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われてきました。
特に秋は寒暖差が大きく、自律神経が失調しやすい季節です。
最近では寒暖差疲労と呼ばれ様々な症状に悩まされている方が多いです。
◎寒暖差疲労の症状◎
- 食欲不振
- 疲れがたまる
- 冷えのぼせ
- 頭痛、肩こり
- イライラや不安
- アレルギー
- 風邪をひきやすい
寒暖差疲労は気温の変化に体が付いて行けなくなる事が原因とされています。
中医学的にみれば体の内と外のバランスをうまく取れない事が原因と考えます。
体が暑いのか寒いのかよくわからなくなって悩んでいるような状態です。
気血不足体質の方などがなりやすいイメージですかね。
寒暖差疲労は体の内と外のバランスを整えてあげる事が大切です。
寒暖差疲労に桂枝湯
先ほど書いたように寒暖差疲労はバランスの乱れによ起こりやすくなります。
こういった体の崩れたバランスを整えるのが『桂枝湯』です。
漢方薬では葛根湯も並ぶメジャーな方剤で、基本方剤でもあるのが桂枝湯です。
「桂枝加~」のような名前が付いている漢方薬は桂枝湯を基にしてある漢方薬です。
その基本方剤である桂枝湯は体を優しく温め崩れたバランスを調和してくれる漢方薬です。
葛根湯と違い麻黄を配合していないので体力がなかったり、長く飲んだりしても大丈夫です。
桂枝という生薬がメインですが、同じ仲間にシナモンも含まれます。
香りが良く飲みやすいのが特徴です。
体力があってまだ元気がある方は運動で汗をかくのも良いですよ。