不思議な生薬《冬蟲夏草》
《痛み・痒み・出血・腫れ・充血、そしてガン》
※体に、このような不快感を感じる時には患部が火事=炎症になっています。
☆神経痛 ☆リウマチ ☆肝炎 ☆膵炎 ☆腎炎 ☆膀胱炎 ☆結膜炎
☆究極の火事=《ガン》
《体に火事が発生したら役立つのが『清熱解毒』作用の生薬》
※《白花蛇舌草》
☆効能効果=漢藥の臨床応用(中山医学院.編 神戸中医学研究会 訳.編)より
清熱祛瘀 消癰解毒
※《半枝蓮》
これはTime誌(2007年10月15日号)に掲載された記事の一部です。
タイトル:古来の薬草が癌を治療できるか?
中国の薬草の半枝蓮を知らない人は多いが、BZL101第2相臨床試験に参加している80人のステージ4の転移を有する乳癌患者にとっては希望と命の元となっている。
半枝蓮の臨床試験(BZL101)を実施しているカリフォルニア州のエマリービにある医薬品開発会社のBionovo社にとっても、それは希望に満ちたものである。
「この臨床試験は、中国医学で使用されている薬草の抗がん作用を検討する臨床試験としては、FDA(米国食品医薬品局)が承認した最初のものです。」と、Boinovo社創設者の1人であり、鍼灸師で乳癌サバイバーでもあるTagliaferri博士は語る。
「62%の抗癌剤が天然物から開発され、植物由来の医薬品はたくさんあります。したがって、この植物が抗癌剤になることも不思議ではありません」>
半枝蓮は中国医学では古くから腫れ、痛み、発熱の薬として用いられてきた。
「癌治療に疲れ果て、絶望した乳癌患者は、もっと体に優しい代替治療を求めていました。」Cohen氏は、抗がん剤やホルモン療法の副作用を緩和するために、薬草(ハーブ)の煎じ薬を処方してきた。
しかし,患者の主治医のがん専門医は、患者が代替医療を試すのを妨げ、「中国医学(漢方薬)はインチキで、効果があるという証拠はどこにも無い」と言っている。しかし、それでもCohen氏は、半枝蓮を含む漢方薬を処方した乳がん患者の多くが漢方治療に良く反応し,比較的良好なQOL(生活の質)を維持することを見てきた。
「初めはたまたまだと思いました。しかし、そのうちにこれは偶然ではないと思い始めたのです。」
このような半枝蓮の臨床効果に関するCohen氏の観察を元に、1996年には、Cohen と Tagliaferriは、当時カリフォルニア大学サンフランシスコ校の乳がん専門医であったTripathy博士と一緒に、半枝蓮の抗がん作用に関するエビデンスを蓄えていった。
乳がんの培養細胞や動物を使った実験で、BZL101が乳がん細胞にアポトーシスを誘導する作用が認められ、FDAに臨床試験の開始を認めさせるに至った。
第1相試験は、抗がん剤治療やホルモン療法などの標準治療を平均4回以上受けたにもかかわらずがんが進行していった21人のステージ4の乳癌患者において行われた。1日の12グラムの半枝蓮を1年間服用したところ、25%の患者で90日間、19%の患者で180日間の病勢安定(がんの進行の停止)が認められた。
半枝蓮(BZL101)は、癌細胞にとって85%ものエネルギー産生源であるグリコーゲンの分解プロセスである解糖系を阻害し、がん細胞をエネルギー不足に追い込むことによってがん細胞を殺すという作用機序が示唆されている。
2006年4月には第2相臨床試験が、シカゴ大学、デューク大学、M.D.アンダーソンがんセンター含め、10施設で開始された。この第2相試験は2008年初頭に終了予定である。
抗がん剤や放射線治療の副作用の緩和や、免疫力の増強、そしてさらに治癒を期待して、多くの乳がん患者が漢方治療を受けている。
ある患者には漢方治療が役に立ったかもしれないが,効果がみられなかった患者もいる。
患者、薬草の品質や効能、処方内容、処方医の経験などのばらつきが大きいため、簡単な試験で得られた結果では確実なことは言えない。したがって、臨床試験で漢方薬の効果を評価することは極めて困難である。
「多くの人は漢方治療に興味を持ち利用しているが、漢方薬は複数の成分の混合物であるから、研究は困難である」と、現在はテキサス大学の内科教授になったTripathy医師は言う。
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