高脂血症(脂質異常症)の予防には血のめぐりを良くする漢方薬がおすすめ
甘く見てはいけない、高血圧の症状
現在日本では、高血圧と診断された人が約700万人にものぼり、その予備軍を含めると倍以上の数となります。まさしく国民病となりつつある高血圧ですが、脳卒中・脳梗塞や心筋梗塞などの病気の引き金となってしまう大変危険な病気です。
高血圧と聞くと、「頭に血がのぼって倒れる」「具合が悪くなる」といったイメージを抱きがちですが、それは高血圧の間違ったイメージです。
高血圧とは、安静な状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態が続くことをいいます。
高血圧になると、血管に負担がかかることで血管の内壁が傷つき、その傷にコレステロールなどの物質がくっつき血液の通り道が狭くなっていきます。これを動脈硬化と言います。
高血圧からくる頭痛、めまい、肩こりは危険信号です。自分自身の体が発するSOSを見逃さないようにしましょう。
釣藤散が作用する症状、服用の仕方
新成分『ノビレチンピ』配合の『コタロー釣藤散』です。
90包 ¥12.960(税込)
以前の釣藤散にはタダの『陳皮(チンピ)』が使用されていましたが、今回リニューアルした『コタロー釣藤散』には私達が『スーパー陳皮』と言っている陳皮の新しい成分が使用されています。
高血圧だけではなく『物忘れ』・『認知症』にも効果が期待できると思います。
高血圧と診断されると、釣藤散(ちょうとうさん)を処方されます。
釣藤散には脳の血管を広げる効果があり、脳循環を改善させる作用があります。これによって、頭痛や高血圧による諸症状を軽減させるのです。
釣藤散に含まれる天然由来の生薬は、釣藤鈎(ちょうとうこう)を始めとし、炎症を鎮める作用がある石膏(せっこう)や、余分な水分を除去しめまいなどを抑える茯苓(ぶくりょう)・半夏(はんげ)などの計11種類が配合されています。
釣藤散は頭痛などの他にも、耳鳴りや抑うつ・不眠などの精神症状に対する改善効果もあり、高血圧のさまざまな症状に有効と言えます。
漢方は飲み方によっても効果が変わってくることがあります。白湯で飲んだり、食間に飲んだり、煎じて飲んだりと、漢方薬の種類によって適した服用方法を選びます。
また、硬水に溶け込んでいる成分が漢方薬の効果を低下させることがあるため、軟水で服用することをおすすめします。
釣藤散が有効な体質とは?
釣藤散が有効な人として、次のような人が挙げられます。
30歳以降、体力は中等度、高血圧傾向にある、慢性的な頭痛・めまい・肩こりなどがある、などです。
一口に頭痛とはいっても、片頭痛のようなズキズキ痛む激しい頭痛ではなく、頭がずっしり重い頭重感を感じる頭痛に適しています。
また、脳梗塞などの脳血管障害は高血圧による動脈硬化が主な原因のため、経験した方は釣藤散が適用されることが多いです。
注意点として、高血圧が漢方によって短期間で正常化することは少ないということです。
まれに20日ほどで正常化する例もありますが、漢方は比較的に一般薬より効果が現われるのが遅いと言われているので、その点はしっかり把握しておきましょう。
釣藤散は長く服用し続けても血圧が下がりすぎることはありませんし、動脈硬化予防にも適しているので、体のために根気よく付き合っていきましょう。
昭和の名薬と言われているのが「七物降下湯」、虚弱体質で下の血圧が高い方に当薬局では推奨しています。
この「七物降下湯」にも釣藤散に含まれています生薬「釣藤鈎」が配合されています。