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北岡勇介

資産性を考えて中古住宅をリノベーションするプロ

北岡勇介(きたおかゆうすけ)

もっともっと不動産(有限会社レンテックス)

コラム

新築と比較して中古住宅の維持費は割高?割安?

中古住宅 基礎知識

2016年6月26日 / 2016年12月6日更新



住宅購入の際、気になる必要のひとつが「維持費」。毎年どの程度維持にお金がかかるのか、不安なものです。中古住宅の場合、「古いだけに維持費が高くなる」と思う人が多いのですが、必ずしもそうとは言えません。維持費が気になるなら、リノベーションの内容を詳細に検討し、長持ちする家づくりを目指すことが大切です。

中古住宅購入のメリットを改めておさえる

中古住宅には、さまざまなメリットがあります。最も大きなメリットは、「購入費用をおさえられること」です。
中古住宅・中古物件購入のメリット・デメリットや魅力
中古住宅のリノベーションなど付帯業務をワンストップで受けられ

築20年を超えた物件は、建物の価格はゼロになると言われているので、ほぼ土地の価格だけで購入することができます。それゆえ、新築では手が届かないエリアの物件でも、中古住宅であれば購入できる可能性があります。これは、環境のよいエリア、学区の良い地域で子供を育てたいと考えるファミリー世帯には大きな魅力だと思います。

それから「内装や設備を自分好みにアレンジできること」も中古住宅の購入をおススメする理由のひとつでした。ほかにも「物件数が多いこと」や「現地をすぐに確認できる」ことも中古住宅の特徴です。

新築でも中古でも維持費に大差はない

上記で説明したメリットは、あくまで「住宅購入を検討するとき」のもの。実際に、住み始めると、当然のことながら維持費がかかってきます。維持費を見るときにポイントとなるのは、「内外装と設備」でしょう。

まず「内装・外装」から見ていきましょう。

中古住宅をフルリノベーションした場合は、外壁も内装も新築物件と同様に壁や床材などが新しくきれいな建材で整えられている状態です。それゆえ、新築住宅と中古住宅で維持費にあまり差はないと言えると思います。

コロニアルなどの屋根材や外壁などは約10年から15年を目安に、塗装のはがれやコーキング・外壁材の劣化をメンテナンスすることが理想です。

内装では、壁のクロスや畳などは20年、お風呂やトイレなどの水回りは15年程度を目安にメンテナンスの時期がやってくると言われています。

新築であっても中古住宅(外壁・内装ともにリノベーションをした場合)であっても、10年を超えるあたりから補修が必要になってくると言えるでしょう。

省エネ性能に優れた設備も多い

住宅設備・性能の面でお話ししてみましょう。

住宅設備を導入する際、省エネ性能を考慮する人が増えています。近年、省エネ性能は徐々に向上しており、最新機種であればあるほどランニングコストは低くなります。

新築住宅でも中古住宅でもこのような設備を導入するなら、維持費はほとんど変わらないことになります。

また耐震性については、1981年の6月以降の建物であれば新耐震基準と呼ばれ、耐震性能が高くなっています。

さらに2000年にも建築基準法が改正され、同年以降の建物は耐震性が上がっていますので、耐震補強についてのコストをおさえることができるでしょう。

リノベーションをせずに住む場合はある程度の出費の想定も

最後に、中古住宅を購入してリノベーションを加えずに住む場合は、新築物件やリノベーション済の物件と異なり、外装や内装に早い段階で補修が必要にはなってきます。そして、購入した物件の建物の傷み具合や住宅設備によっては、修繕が必要になる時期がどれくらいでやってくるのか、そして修繕にかかる予算は異なってきます。

リノベーションをせずに住み始める場合は、住まいのメンテナンス費用としてある程度の予算を組んでおくのも良いでしょう。

「中古住宅の維持費は割高か、割安か」と聞かれることも多いですが、ケースバイケースと言えます。維持費が気になるなら、リノベーションの内容をじっくりと練ることも必要でしょう。

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