黒字経営の重要性

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:資金繰り

多額の借金があって
メイン行やサブ行が尻込みして新規融資の話を持って来てくれない弊社グループ

最大20億円だった借金が現在約18億円に(2億円も)減っているのに
余りにも既存金融機関のつれない対応に
最近では新規に「貸しますよ」という金融機関にはしっぽを振って近づいている気がします。

昨日も某金融機関支店長が
支店長決済で300万融資しますと申し出てくれました。
弊社の器が大きいため(←自分で言うか!?)
300万円の融資が当社グループの資金繰りに大きな影響を与える訳ではありませんが
ダメ元で聞いたグループ会社での機械設備の入れ替え資金1000万円の融資にも即OKの回答を頂きました。
決算書3期分と最新の試算表と見積書を出せばそれで融資に向け動いてくれるとの事でした。

既存行が良い顔をしない新規融資を二つ返事でOKくれるのは経営者としての私の精神的にもありがたいことです。

「ちなみに既存行は新規融資の話には消極的なんですよ」という私の言葉に
「イヤ、先生のところは黒字経営の会社が多いじゃないですか。
 それに主要企業は業績が伸びているし、更には年間1億円近い返済もちゃんとしているし
 こんな安全な会社と付き合わない理由はないですよ。これからもっともっとお付き合いしたいんです。」と言ってくれました。

改めて
必要なのは借入の残高ではなく
返済の原資をちゃんと作れる業績を上げられる体制になっているかどうか
即ち黒字経営が出来ているかどうか
その一点が肝に感じています。

そう言えば
新規にグループ内に入った運送会社
昨年冬まで新規融資をしてもらえずにヒーヒー言っていましたが
今般大型タンクローリーの入れ替え資金をこれまた新規の金融機関から融資して貰えることになりました。
大きかったのは黒字化と債務超過からの脱却(私が個人で第三者割当増資を引き受けました)が肝となったように思います。

さてさてこれから先も各関連会社の業績と資金繰りとのにらめっこが続きます。
にらめっこしながらも明るい明日を手中にできる様
日々更なる黒字化を目指していきたいと思います。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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