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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

当座貸越の行方

2021年7月8日

テーマ:資金繰り

コラムカテゴリ:お金・保険

緊急のお電話がありました。

金融機関が当座貸越を証書借入に変更しろと言ってきたと、、、

現状の資金繰りを聴くと
あと半年くらいは何とか持つ位の資金量との事

ならば証書借入にするとか一括返済などという選択肢はありません。
現状維持をお願いするしかありません。
そんな風に答えました。

でも、強硬的に当座貸越を返せと言われてもどう返事すれば良いか分からないと言われるので

現状新たな返済は不可能であること
業況回復にはもう少し時間がかかること
絶対に会社は潰したくないことなどは熱意を持って話てくださいとお話しました。

それでもなにがなんでも変更しろと言われたら?
原契約書(約定書)を確認してください。
今がそのような提案をできる時期かどうかを確かめて
もしもその(書換え)時期でないなら現状維持以外にないと突っぱねてください。

で、それでもダメなら上部団体へ相談すると言ってください。
とお教えしました。

国が各省庁が企業の存続に躍起になっている今
企業経営者が安易に手元資金を枯渇させるようなことをしてはいけません。
今こそ手元資金をしっかり確保して
大至急自社の存続と発展を図らねばならないときなのです。

しっかり金融機関と交渉したいものですね。

この記事を書いたプロ

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