モノとカネは一人で動かさせてはいけない

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:経営改善

危機回避のために必要なものに内部統制があげられます。

内部統制というと難しいという感じを持ちますが
実は単純に「相互チェック」をしましょうということです。



人間には思い込みが付きまといます。
自分ではチェックしたつもりでも「洩れ」が生じます。
間違う危険性のあることは、同じ人がやらないということです。

たとえば「現金」の受け渡しを考えて見ましょう。
小さな会社では、入金も出金も伝票起票も出納帳記入も
〆の現金残高すら一人の事務員さんが行っています。
しかし、ここまで一人に任せていて良いのでしょうか?
最低限やらないといけないのは金銭出納を行う人と
お金の管理をする人は別であることです。
二人以上の人が行うことによって初めて相互チェックが可能になり
不正や誤謬が無くなるのです。

内部統制を「規制」と考える人が多くいますが
そんなことを考えていては仕事は面白くありません。
必要なのは「間違いの無い仕事をしている証明」を
してもらえているという感じ方が必要ですね。
内部統制を確立したいものですね。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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