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私たちの体では、
健康な時であってもいつも適量の鼻汁が流れているものです。
では、その鼻汁とはそもそもどのようなものでしょうか?
どのような役割を果たしているのでしょうか?
そこで、まず鼻汁の正体ですが、ふだん我々の鼻の粘膜は、鼻腺から分泌される一定量の粘液でおおわれ
常に適度な湿り気がある状態に保たれています。
こうして鼻腺から分泌される粘液と、
鼻の血管から浸出した血漿成分が混ざりあったものが、
いっぱんに「鼻汁」だとか「鼻水」「洟(はなしる)」など呼ばれています。
それでは、鼻水は何のために出ているのかと言うと、実は、次の様な重要な意味があるのです。
冒頭に、われわれの鼻の粘膜は、鼻腺などから分泌される鼻汁によって
適度な湿り気が保たれていると申しましたが、それは大気を通して
鼻の中に入ってきたゴミや細菌などを取り除くためです。
それでは、どのような仕組なのでしょうか?
われわれの鼻の粘膜(鼻腔粘膜)は、腺毛をもって多列円柱上皮と呼ぶ上皮で覆われています。
その上皮の表面に薄く粘膜液(鼻汁)がかぶっているために、
鼻の中に入ってきた空気中のゴミや細菌は、
この鼻水の上に付着することになります。
こうして鼻水に付着したゴミや細菌は、上皮上の腺毛の運動によって、
1分間に3~6ミリくらいの速さで咽頭(喉)の方へ運ばれ、
ついには喉に「痰」として溜まりやがて口外吐き出されます。また、
胃の中に送り込まれ胃酸で消化してしまいます。
これが平常時における鼻水の役割ですが、対して非常時が時に訪れる事がございます。
例えば、鼻腔の中に病原体やアレルギー物質などの侵入がそうですね!
そのほか、刺激物や温度湿度の急激な変化などによって鼻粘膜が強く刺激されたりした場合です
こうした事態が生じると、これらを反射的に体外に除去しようとして、
くしゃみや、鼻腔から大量の鼻水が分泌されることになるのです。
そして、この時、鼻腔の中に充満した鼻水が鼻腔の外へ溢れ出したものを「鼻漏」と呼んでいます。
この鼻漏は、鼻の穴から前(外)へ出るものを「前鼻漏」、
逆に、鼻の奥から喉の方へ流れ落ちるものを「後鼻漏」と言っています。
「後鼻漏(こうびろう)」と言う症状は、
「後鼻漏(こうびろう)」と言う症状は、
①急性鼻炎
②慢性鼻炎
③アレルギー性鼻炎
④血管運動性鼻炎
⑤急性副鼻腔炎
⑥慢性副鼻腔炎
などの鼻の病気にかかった時に起こりやすいと考えられてきました。
①⑥までの病気の中でも⑥の慢性副鼻腔炎
③のアレルギー性鼻炎の順で多発されるとされていました。
そのため、この後鼻漏のような自覚症状を訴えて耳鼻科を訪ねると、
耳鼻科の方でも⑥と③を疑って、これらの病気の検査をし、それが見つかれば、その治療を行う。
ところが近年になって、そうした耳鼻科の従来の対応ではうまくいかないようなケースが増えている。
患者のほうが後鼻漏の症状を訴えて、それに応じた検査や内視鏡検査などをしたにもかかわらず、
後鼻漏が確認できない・・・したがって、正しい治療が施せず、処方した薬が何の効果も表さない、と言ったような例題が数多く聞かれるようになったと伺いました。
後鼻漏を、もたらしている原因は鼻の病気ではなく、
喉の病気である上咽頭炎を見逃していると言う指摘もあります。
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特に高齢者の場合にみられる「非炎症性後鼻漏感」のごとく、
喉に感じるさまざまな後鼻漏感に対する適応が不十分な面があるようです。
そもそも後鼻漏対策は、
例えば⑥の慢性副鼻腔炎と言うようにその原因がはっきりしている場合でも一筋縄ではいかないものです。
鼻の病気に対しては、健康管理疾患の王道をすすめていくことを確認いたしましょう。
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