治る方程式・・・役割があります!!
中年になってどうも体力が落ちてきたみたいだ、と夫がぼやき始めたら、さっぱりした和食よりも栄養たっぷりの西洋料理の腕をふるってはどうでしょう・・・・??
夫の老化を促進する近道
「それこそ夫の老化を促進する近道」・・・ですよね!
45年以上前だと記憶していますが、リーダースダイジェスト誌にハーバード大学教授でのちに学長になられたジョンメイヤー先生が「夫を早死にさせる10ヶ条」を発表され話題になりました。
昨年、日本経済新聞主催の健康セミナーが2月に東京帝国ホテルで開催され参加。「病気を未然に防ぐチカラ」と題して6名のパネリストが並び生活者の意識改革について等討議、とても有意義なセミナーとなりました。その折、東大大学院加齢医学講座の大内教授より、「夫を早死にさせる10ヶ条」の話があり初めて聞いた方が多かったようで大きな反響がございました。という事でコラムにのせようと思い、中医薬認定漢方アドバイザーの観点から書きたいと存じます。
夫を早死に10ヶ条
一、夫をどんどん太らせる
一、夫にタバコをすすめる
一、夫に毎日アルコールを飲ませる
一、夫にコーヒーにクリーム砂糖をたっぷりと
一、夫に塩分の多い食事に慣れさせ酢の物を食べさせない
一、夫に肉食脂身をすすめる
一、夫に野菜や果物を食べさせない
一、夫に夜食・外食をすすめましょう
一、夫の外出には車をすすめ歩く機会を減らしましょう
一、最後の仕上げに始終文句を言ってストレスを付加しましょう
さてどうでしょうか?
まさか老化の早死に10ヶ条をすすめることはないでしょうが、全項目ではないにしてもこの様な生活をなさって居られる方も多いのではと思い逆説的にコメントをしたためました。
さて、老化は中医学的に言えば“腎虚”という事です。腎と言うのは西洋医学でいう腎蔵よりも幅広い機能を持っており、生命力の盛衰と密接にかかわった重要な臓器、その腎の機能が衰えることを腎虚と言うのです。
脂肪代謝の機能が低下
腎が弱ってくると、脂肪代謝の機能が低下します。中年太りは腎虚的傾向の現れです。
脂肪がつくのは皮膚の下だけではありません。血液の中にも中性脂肪やコレステロールが溜まってきます。
それが血管の内壁にこびりついて粥状のアテロームになりやがて剥がれて血栓が出来るという早死にのお定まりコースを辿ることになります。
「腎は骨や骨髄とも密接な臓器ですから、腎が弱れば歯も骨も弱くなり、貧血傾向になり、免疫作用の低下にもつながります」大きな髄は脳髄ですから、痴呆やアルツハイマー様疾患にも問題が及んできます。まさに腎虚とは老化そのものであるとお分かり頂けるでしょう。血液が汚れて、しかも血液力が低下⇒免疫力低下・・・・つまり腎虚は病気を呼び寄せていることになります。
では、腎を弱らせるにはどうしたら・・・
10ヶ条を実践することです。その中でも
一番の早道は運動させないことでしょう!!
「一番の早道は運動させないことでしょう!! ですからどんどん車に乗せて歩かせない」
臓腑とその機能は、片道通行でありませんので、骨を弱らせることで腎を弱めることが出来ます。
「偏食させること、とりわけ肉食や油で揚げたものに偏らせる」のもイイでしょうね・・・!
子供の偏食をそのままにしておけば、夫ばかりか子供まで腎虚に押しやることになります。
晩酌のつまみにポテトチップス
子供が喜ぶからファミレスでの外食機会を増やすのもおすすめ
もちろん毎日の通勤には、最寄の駅まで車で送迎してあげてください。
最後にもう一つ愛妻弁当のおかずににはフライを欠かさないように・・・・
-あなたこそ主治医-
Die Gind Der Hausarzt
自分のことは自分が一番よく知っている。健
康もそうです。健康は、私たちの生活その
ものによって作られます。いささかでも皆さ
まの元気で長生きのパイロット役をつとめる
事が出来ることは幸せです。
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