士業の方向け英語版ホームページ作成の事例~司法書士事務所の例
台風一過と思えばまた神戸ではひどい雨が降っています。
皆様いかがお過ごしですか?副校長の三宮です。
昨日テレビのニュースで見たのがきっかけで、以前から書こうと思っていた「誤訳」の恐ろしさについて取り上げてみることにしました。
インバウンド対策としての翻訳需要
私がインバウンド対策コンサルタントとして多言語の翻訳を承るようになってから1年ほど過ぎました。
その間に、英語ばかりでなく中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ドイツ語、スペイン語など色々な翻訳の案件のご依頼をいただき、本当に有難く思っています。
訪日外国人観光客への対応のために、看板やメニューなどに多言語がついているのももはや当然のようになりつつあります。東京オリンピックを控えてこの翻訳需要はますます高まるものと思われます。
例えば建設局では、都内における道路案内標識整備の取組方針について、道路標識適正化委員会東京都部会にて決定したようです。そのポイントの一つとして「外国人旅行者にわかりやすい英語併記化を全都道で実施」を挙げています。http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/01/20q1t500.htm
しかし、インターネットには「こんなに変な標識見つけた!」という類の外国人による投稿が山ほどあります。日本に住んでいる外国人なら誰しも「何この英語?すっごく変、誰かに言おう!」という衝動を抑えられないようです。そこで、いくつかおかしなものを拾ってみました。
その1 ここに行くと餓死する?
Starvations という洋服屋を近所で見つけたドニーさん。写真を撮ってネットに投稿せずにはいられなかったと書いています。なぜなら ”Starvation” とは「餓死」という意味だからです。
色とりどりの洋服を売っている店のポップな看板に大きく「餓死」の文字・・・
その2 トイレの用途?
「工事中 このトイレは使えません」につけられた英訳
"This toilet cannot be used for construction work."
日本語訳: 「このトイレを建設作業に使う事はできません」 そりゃそうだ!
正しい英訳: "This toilet cannot be used due to construction work."
その3 発送済み
バーの名前の看板 「セントジェームズクラブ バー」
英語 "Sent James Club Bar" ジェームスはどこへ送られたのでしょう?
正しい英訳 "Saint James Club Bar"
その4 人食いモンスター?
日本人は L と R の区別が本当に苦手です。
そこから起きる恐ろしい間違い。
メニューにあるのは "Flesh Juice " (人の肉汁?)
flesh は bone (骨)に対する 「肉」、juice には「体液」という意味もありますから、まるでホラー映画!
もちろん正しくは "Fresh Juice "ですね。
画像 https://www.yomyomf.com/funny-signs-japanese-edition/ より
機械翻訳や思い込み翻訳、アマチュア翻訳で起きる誤訳は、多くの人の目に触れる看板や標識では絶対に避けなければなりません。 あなたのお店の誤訳、インターネットに投稿されているかも!?
そんなことになる前に、ネイティブチェックをつけましょう。
ご相談はメールかお電話で、神戸ビジネススクール(株)の外国語対応コンサルティングをお役立てください。
神戸ビジネススクールでは、翻訳や英語版ホームページの成作などの外国語に関するコンサルティングサービスを提供しております。インバウンドマーケティングや海外展開をおこなう際にお困りごとがありましたら、是非お気軽にご相談ください。
https://www.kobebs.com/contact/
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