whoseかof whichか?~神戸ビジネススクールの人気コラムシリーズ
メールでも対面でも、また電話でも、皆さんからよく聞かれるのは、「英語の丁寧表現にはどういうものがありますか?」という質問です。今日は、丁寧な依頼の仕方について説明したいと思います。
ビジネスで顧客相手に丁寧に依頼する場合は、友人に頼み事をする時のようにくだけた感じでは困りますね。難しい依頼で、相手がYESと言ってくれるかどうかわからない時や、社内でも目上の人に依頼をするときは、次のように仮定法を用いるとよいでしょう。
1) I was wondering if you could… 「~していただけないかと思っております」
ここでは過去形を使いますが、これからのこと(未来)を表します。
Ex: I was wondering if you could cover my shift next Tuesday.
「私のシフトを来週の火曜日に代わっていただくことはできるでしょうか」
2) Do you think you/I might be able to….?「してもらうことは可能でしょうか」
Could you...? より丁寧度があがるので、頼みにくいことに使います。
Ex: Do you think you might be able to help me out with these reports?
「この報告書を仕上げるのを手伝っていただくことは可能でしょうか」
3) Would it be possible for you to...?「していただくことは可能でしょうか」
丁寧度としてはこれもかなり高くなります。
Ex: Would it be possible for you to complete this by tomorrow?
「これを明日までに仕上げていただくことは可能でしょうか」
4) We would appreciate it if you could...「~していただけるとありがたいです」
appreciate「感謝する」 (動詞)のほかに、be grateful(形容詞)を使ってもかまいません。
Ex: We would appreciate it if you could forward this to us.
「これを転送していただけるとありがたいのですが」
5) Would you mind ...ing? 「していただけますでしょうか」
mind は ing形を取るので、間違わないようにします。 また、この場合は主語が一致していなくてはなりません。
Ex: Would you mind sending one copy of the catalog?
「カタログを一部送っていただけますか」
6) Would you mind if I ...? 「私が~してもよろしいでしょうか」
5との違いは、主語がここでは一致していないということです。Would you mind my ...ing? と、ingの前に所有の形で主語を表すこともありますが、わかりにくくなるのであまりお薦めではありません。
Ex: Would you mind if I brought my colleague to the conference?
「私の同僚を会議に連れて行ってもよろしいでしょうか」
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