Public Speaking

グレン・ブラウン

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テーマ:ビジネス英語スキル

先日私はITC(the International Training in Communication)からスピーチコンテストの審査員の依頼をお受けしました。ITCでは会員を対象とした国際規模のスピーチコンテストを行っていますが、私が審査したのは兵庫県南部を中心とした部会のものでした。そうやって各地域の優勝者が全国大会へと進み、最終的にアメリカでのコンテストへの出場権を獲得するそうです。

出場者は、与えられたテーマを選んで、5分から8分のスピーチをします。コンテストでは、合計10名によるスピーチがあり、そのうち7つは日本語で、3つは英語で行われました。私は英語のスピーチの審査をしたのですが、テーマは”Japan as Seen from Abroad” “Experience” “Memory”の3つでした。それぞれ興味深い内容でしたが、特に私の注意をひいたのは、出場者が全員スピーチに必要な効果的なスキルを上手に使っていたことです。身ぶり手振り、アイコンタクト、声の抑揚の変化など、スピーチの内容以外のこうしたスキルは、熟練を要します。たった3人の中からでも優勝者を選ぶことは困難でした。日本語の7人を審査するのはきっともっと大変だったことでしょう。ITCという組織ではTraining in Communicationがとても上手くいっているように見受けました。

大勢の前で話す(Public Speakingと英語では呼びます)際に必要なこうした基本的なスキルは、学校教育の中に組み込まれるべきだと私は考えます。英語のみならずどんな言語でも、自分の考えを相手に正確に伝えることは、コミュニケーションにおいてとても役立つからです。聴衆を意識し、明瞭かつ論理的に話す、この3つが上手なスピーチの最初の基本ですが、多くの人がこれを大変だと感じるようです。Public Speakingは、訓練すれば誰でも上手になるものですが、日本人は大学の弁論部くらいしか練習する機会がないと聞いたことがあります。もったいないですね。

私が英語のスピーチコンテストに審査員として、あるいは観客として参加するのはこれで3回目なのですが、もう一点興味深いと思ったことがあります。いずれのコンテストも、出場者の9割が女性でした。これは偶然の一致なのでしょうか。


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