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Reference 「推薦状」その2

2013年8月27日 公開 / 2017年11月14日更新

テーマ:ビジネス英語スキル

コラムカテゴリ:ビジネス

前回は、reference「推薦状」の日本と外国での違いについてご説明しました。今回は、推薦状と、他に推薦状と共によく使われる2種類の書類の書き方をご説明します。なお、Academic References(大学・大学院進学に必要な推薦状)についてはここでは割愛し、就職・転職に必要なもの(Employment References)のみ取り上げます。

1.Employment Referenceと Personal/Character Reference
2.Letter of Employment
3.Personal Referee

<Employment Reference>
就職の際に提出するもので、ある人物の仕事ぶりについての客観的な情報を伝えることが主な目的となります。従って、通常は現在のあるいは以前の上司や同僚が書きます。新卒の場合は、最終学歴となる教育機関に依頼をします。決まった書式はありませんが、次のような順序に従ってA4一枚に収まるように書くのがよいでしょう。

1 宛先の名前と住所
2 作成年月日
3 敬称 'To whom it may concern', or 'Dear Sir or Madam', or 'Dear <title> <surname>'
4 被推薦者の氏名
5 推薦者の氏名と、被推薦者との関係
6 職務上の肩書き、所属部署(日付入り)
7 被推薦者の業績、業務態度について
8 被推薦者の職務内容
9 被推薦者の資格、スキル、長所、性格
10 機会があればその人物を再雇用したいということ
11 必要とあればOffer to provide more information if required
12 結句'Yours faithfully' or 'Yours sincerely'

<Character / Personal Reference>
人物紹介状とも訳せますが、これはその人物の性格や能力を知っている(通常5年以上)人が書きます。職場での人物像より人となりに重点を置くものなので、隣人や仕事上の友人、家族の友人、コミュニティの牧師(神父)や医師、恩師や取引先など様々な人が書くことができます。friendly, kind, enthusiastic, honest, reliable などの言葉を使ったより主観的なものでかまいません。新卒で職務経験がない若い人に向いています。

<Personal Referee>
身元照会先という意味で、電話などで連絡を取る事ができる人物が、氏名と連絡先を記します。私も元の部下のために何度もしたことがあります。メールや電話でアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの人事部から連絡を受けました。国際電話の際の時差や、迷惑メールに間違って入る危険を考えて、必ず照会先になってくれる人物には事前に許可を取っておきましょう。

<Letter of Employment>
これは前職での雇い主が用意する正式な書類で、その人物の雇用状況を保証するものです。雇用期間や役職、就労ビザ、給与、住宅ローンなどを社名入りの用紙に記載します。

海外での転職や就職を考える際に、こういった書類についての知識があると何かと便利です。最近では、就労ビザの取得条件が厳しくなっていますから、これらを要求される事も増えています。もしreferenceのことでお困りでしたら、神戸ビジネススクールまでお問い合わせください。
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この記事を書いたプロ

グレン・ブラウン

ビジネス英語研修のプロ

グレン・ブラウン(神戸ビジネススクール)

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