日本語と英語の背景文化の違いについて~亀田先生の講義より
日本人はなかなかNOが言えないとよく言われます。断るということを躊躇してしまうのはやはり国民性でしょうか。
海外とのビジネスシーンにおいて、どうしても誘いを断りたい次のようなとき
・長時間のフライトで疲れているから、一刻も早くホテルの部屋にチェックインして寝たい
・長時間にわたる英語の会議を終えて、心身ともにへとへと、早く一人になりたい
. 今日の会議の報告を、一刻も早く本社にしなくてはならない
・時差に加えて、接待ディナー。もう今夜はアルコールは無理。
次のような表現が役立つことでしょう。
1. “It's very kind of you but...” 「ご親切にありがとうございます、でも・・・」
"It's very kind of you but I have to get back to the hotel to prepare for tomorrow and catch up on sleep.”
「ご親切にありがとうございます、でもホテルへもどって明日の準備をしてから睡眠をとらなくてはなりません」
“It's very kind of you but I have to attend another meeting early tomorrow.”
「~、でも明日の早朝の会議に出なくてはなりません」
2. 似た表現でこれも使えます。
"I appreciate the offer, but..." 「お誘いに感謝します、でも・・・」
"I appreciate the offer, but need to catch up on some emails and phone calls.” 「お誘いありがたいのですが、メールと電話のチェックをしなくてはなりません」
3. "I wish I could...., but I ..." 「~したいのは山々ですが・・・」
仮定法の"I wish I could..."はソフトに断るときに、とても便利な表現です。「本当はそうしたいのに(状況のせいで)できない」というニュアンスがよく伝わります。
I wish I could join you for dinner, but I have to read through my presentation draft again in my room." 「ディナーにご一緒できるといいのですが、部屋でもう一度プレゼンテーションの原稿を見直さなくてはならないのです」
4. "It’s been an interesting evening thanks, but I have to call it a night now.”
「楽しい夜をありがとうございます、もうこれで失礼しなくてはなりません」
"call it a night"は、「これでお開き」というのによく使われます。
そして、おいとまする時には次のような感謝の言葉を述べると良いでしょう。
•“Thanks for your hospitality.” 「お心遣いをありがとうございます」
•“I really enjoyed the meal.” 「とても美味しいお食事でした」
•“Thanks for showing me around the city.” 「案内をしてくださってありがとう」
もてなしを受けて嬉しいということを伝えるのは、ビジネスを円滑に進めていく上で重要なことです。上手に誘いを断ることは悪いことでもありません、もしかしたら相手も早く切り上げて家に帰りたいのかも知れないですよ!
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