親との面接のみで、子どもの引きこもりを脱した例
「親として」
~ある事例を通して~
ある事情があって家を離れて行かざるをえない若者が、縁者のない所で生活を試みようとしました。
しかし若者は親にも友人にも不義理をしたと思い込み次第に閉じこもりの生活に陥ってしまいました。
親は本人の意志を尊重してか本人任せになっています。
親からの連絡も自立の打診をされると若者は思い込み、携帯の電源を切り連絡を絶ちます。
こんな状態で日々暮らしていても「安心感」は訪れては来ないでしょう。
慢性的な緊張感が日を重ねるごとに本人を覆います。
人間、慢性的な緊張が続くと無気力になっていきます。
その場しのぎの刹那的な毎日がそれに拍車をかけ「自己感」がわからなくなっていっても当然と思います。
目的がなく自立を目指し、同時に親に甘え、頼ることにも意識的には躊躇し孤立してしまい、余計に自分の殻に閉じこもざるをえない。
こんな場合、親が子どもに対してできることは何なのでしょうか。