『態々』 御来店ありがとうございます。
今回ご案内させて頂く作品は、清水久遊さんこと工房『ひいな』の雲立涌親王(くもたてわくしんのう)三段飾りです。
打掛を着ていない、シンプルな官女さんです♪
梅と桜のかわいい小袖。
かわいいです。
当店でも毎年人気の優しい色の雲立涌く。
雲立涌は、S字状の曲線を「立涌」と言い、大気が上がっていく様子に見立てられ、縁起が良いとされています。
更に、雲立涌の「雲」はその上がった大気が雲の形になったものとされ、古来より縁起の良い柄とされています。
私なりにまとめると、「物事がいい方向に動き、最後にはしっかりと形になり実を結ぶ」という縁起の良い柄です(笑)。
飾る台が深いワインレッドなので久遊さんの特徴である、「しなやかさ」がより引き立ちます♪
【詳細画像】
飾っている段も低床型でオシャレなスタイルとなっています。
屏風は金箔の上に薄いピンク色のシルクを張り、上品な光沢で主役の人形を引き立てくれています。
近年、ネット上のお店でも親王飾りが多く、三段飾りが押され気味です。
でも、理想的にはなるべく道具が多く、人数も多く華やかで豪華なのです。
「七段飾りを」とまでは言いませんが(笑)、片付ける場所があり、飾るスペースのある方は是非三段飾りも検討してみては♪
お雛様、予定されている方は過去に掲載した【雛人形 シリーズコラム ~ まとめ ~】が有りますので、参考になれば幸いです♪
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