素敵なお雛様2013 ② 『名匠の立雛をコンパクトに♪ ≪鈴木賢一 黄丹の袍≫』
見本市で見てきた素敵な作品、印象的な作品、こだわりの作品などを載せときます。
今回は人形作家「田村芙紗彦」さんの所の見本市です。
↑色の合わせ方、生地の選定が美しいです。着せ付けもシャープで、とても綺麗です。
↑大きな毛氈に展示されていたお人形達です。
「あれ?」
「桜橘が無い」
「屏風が無い」
「雪洞が無い」
「お道具が足りない」(笑)
一般的な飾りつけは、飾り台(もしくは赤毛氈)、屏風、前飾り、桜橘(さくらたちばな)、雪洞(ぼんぼり)、お人形となっています。しかしながら、こちらの飾りつけ、実にシンプルな飾りつけとなってます。最初は見本市用の特殊な飾りつけと思っていたのですが、聞いてみると普段からのこの様な飾りつけでご提案しているようです。
固定概念から離れての素敵な飾りつけとなっています。
私自身雛シーズンの時、お客様の意向をお伺いさせて頂き「もっともっとシンプルに」と、装具省略することがあります。
その逆に、「もっともっと絢爛豪華に」とコーディネートする時もあります。
相反する対照的な飾りつけではありますが、共通して心がけていることが二つだけあります。
それは、お人形が引き立つように「素敵」にコーディネートすること。
そしてもう一つが全体的な雰囲気、バランスで「しっくり」させることです。
そのためには、いろんな工房やメーカーを回り、時には異業種の所にも伺い、他社様のカタログにも目を通します。そうすることにより頭の中の引き出しが増え、より「素敵」に、より「しっくり」と飾らせて頂けます♪
気が付けばくどい文章(コラム)になっていました(笑)。あしからず。
今回田村さんの所に伺い、また「引き出し」が増えました。
兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目3サンパル1階
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担当 : 江戸 唐音
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