岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
ここ3、4年の間に発達障がいや不登校の子が急激に増えた感覚があったのですが、統計にもそれがはっきりと表れているようです。
小・中・高校の発達障害等の児童・生徒数の推移
それだけ発達障がいや不登校で悩まれているご家庭が増えたわけですが、ではどうすればこれらの子どもの問題を解決していけるのでしょう。
発達障がいにしろ、不登校にしろ、その悩みの解決・改善には「行き詰まっている今の物の見方」の転換が必要です。
その転換ができるようになると、心が楽になり、子どもへの接し方が変わり、その結果として子どもが変わってきます。
子どもに関する悩みの場合、親はどうしても子どもを「直そう」として注意や叱責、強制を行い、子どもはそれに反抗するという構図になりがちです。
子どもの味方になるべき親が子どもの敵になってしまっているところに問題を長期化、深刻化させてしまう原因があります。まずはここを改善する必要があります。
わかりやすく言うと、親は子どもの敵から子どもの味方に変わる必要があります。
そうして親子関係を改善することが子どもの心の安定や自己成長力を引き出すことにつながり、子ども自らの力でそれらの問題を乗り越えていけるように援助することこそが本当の親の役目です。