オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
Q. 小さい頃(1~2歳)「見て!」の応え方を「すごいね!」とよくしていたからか、最近(3~4歳)は「すごいでしょ!」と「すごい!」を期待してきますが「ほんと~だね」と状況説明に抑えています。褒めるタイミング、褒め方を教えて下さい。
A. 結論から言いますと「すごいでしょ!」と言ってきたら「すごいね!」と褒められたらいいと思いますよ。
その方が子どもも満足するし、親も楽でいいと思います。
褒めるタイミングは親から見て「偉いね」と感じた時はいつでもその場で褒めてあげて下さい。
また良いことをした時だけでなく、日常のちょとしたこと「ちゃんと靴を履いた」とか「おはよう」と言ったとか、とにかく当たり前に見えることでも「ちゃんとできたね」と日常の何気ないことでも笑顔で褒めてあげることが大切です。
そうして承認欲求が満たされ、自己肯定感の根っこが作られるのだと思います。
褒め方のコツとしては
1、親が誘導したい方向に褒めない。(狙いを持って褒めない)
2、親が感じたまま素直に褒める。
3、ちょとしたことでも褒める。
4、笑顔で褒める。
5、「ありがとう」も褒め言葉。
6、「助かる~」も褒め言葉。
自分のことを「すごい!」と勘違いしないだろうかとか、そんな心配は要りません。
自分のことを少し過大評価している方が実は心理的には健康なんですね。
みなさんも写真映りが悪いように感じるでしょ。
あれは自分の顔を実物より良いように間違ってイメージしているからですが、その方が心理的には健康なんですね。
その厚かましさがあるから色々なことにチャレンジできているわけです。
承認欲求が満たされていると大人になって人の目を気にし過ぎませんから自分のしたいことが出来たり、幸せに生きていく土台が出来て良いと思います。
承認欲求が満たされる行為は
1、抱きしめられる
2、大好きと言われる
3、遊んでもらえる
4、絵本を読んでもらえる
5、褒めてもらえる
6、その他愛情ある優しい行為
その子が優れているからとか良いことをしたからとかで褒めることも大事ですが、それよりも普段の何気ない些細なことに対して「ちゃんと出来たね」とか「偉いね」とか、ちょっとしたことに笑顔で親子で褒め合うということが、親子なった幸せを実感する上で一番大事なことではないでしょうか。
こんな子になってほしいとか思わずに、ただ親子になれた幸せを我が子を抱きしめたり、大好きと言ったり、褒めたりしてあげる中でお母さんが「そうできる幸せ」を味わうことで、子どもにも幸せを分けてあげられるし、健全に育つと思います。余計なことは考えすに親バカになっていっぱい褒めていっぱい可愛がってあげて下さい。
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