岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
今週の火曜日、指導している中3男子の中間テスト結果を見せてもらいました。
5教科合計306点!
よく頑張りました。
指導を開始した1年生の頃は5科目合計で160点前後、
あの頃と比べて点数はほぼ倍増。
今では自分から勉強していい点数を取ってくれるようになりました。
家庭教師として何も特別なことはしていません。
ただ普通に宿題を手伝い、
テスト勉強を手伝っただけです。
100%彼が自分でやる気を出して、
自分で勉強して、
自分で5科目で300点以上取れるようになりました。
そしてそれこそが最も尊い素晴らしい指導なのです。
自画自賛になって申し訳ないのですが、
一番理想の教育というのは、
子ども自身が誰に言われなくても自分で気がついて、
自分で修正して、自分で努力して、
自分で成果を獲得していくことだと僕は考えています。
そして子どもがそのように自ら努力するようになるためには
そのための心理的環境(人的環境)が必要です。
カウンセリングの創始者カール・ロジャーズは
「人は誰でも周りの人から、関心を持たれている ・大切にされている ・認められている ・理解されている ・愛されていると感じる時に、自分の内にある『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に立ち向かっていくようになる。」
と言っています。
僕が家庭教師として彼に接するとき、まさにロジャーズの言葉通り、彼の関心のあることを話題にし、勉強を押し付けるのではなく、彼が「助かった」と感じられるように宿題やテスト勉強を手伝い、成功体験をたくさん積めるように指導し、よく褒め、よく聞き、よく共感しました。そして「先生は親の味方ではなく、君の味方やで」と態度と姿勢と言葉で伝え続けました。
最初は、彼はなかなか心を開いてくれませんでしたが、ずーっとそのように接していると彼も「先生は味方や。僕を認めてくれている。助けてくれる。」と徐々に心を開いてくれるようになり、映画の話やゲームの話、将来の仕事の話、なんでも話してくれ、教えてくれるようになった頃には、自分から勉強するようになりました。
子どもの自己成長力をいかに引き出すか。
それに成功すれば、あとは子ども自身の力で成長・発展・進歩・向上していってくれます。
そして自己成長力を引き出すカギこそが「あたたかくて信頼し合える関係」なのです。
それは家庭教師と生徒の間だけでなく、もちろん親子関係でも同じです。
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