オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
「子どものことなのに、親である自分の思いを優先させてしまう」
習い事をさせる場合、子どもがしたいものではなくて、親が身に付けさせたいもの優先で決めるということはありませんか。しかも、子どもがやめたいって言ってきてもやめさせない。これでは、子どものためではなく、親の希望や願いのために習わせられていると子どもに思われてもしかたありません。
親は子どもに対して、「こういう子になってほしい」という希望や「こういう子にはなってほしくない」という不安感を持っています。そして、そういった親の思いを押し付けがちです。また、それが子どものためと思っていますが、本当は親の思い(希望や不安)を優先しているだけではないか。子どもには、そんなふうに映っているのかもしれません。
「こうしておきなさい」
「あなたはわかっていない、親の言うことが正しい」
そういう関わりは子どもをちっとも尊重していないし、大事にもしていないのです。
親が子に良かれと思ってすることは、たとえ子どものことを思ってのことだとしても、子どもの気持ちを尊重したものでなければ、子どもはそこに親の愛情は感じないものです。かえって反発を覚えるものです。
「押し付け」には、相手を理解していこうとする気持ちがありません。そして、それは愛の不足でもあります。相手のことを本当に愛していれば、理解したいと思うことでしょう。
「いぬのきもち」「ねこのきもち」というタイトルの雑誌がありますが、いぬやねこを愛するからこそ、その気持ちを知りたいと思うもの。
一方的に自分の感情を押し付けることは、愛ではなくエゴです。
何を隠そう、私も妻も油断をするとついつい、この「押し付け」を子どもにしてしまいたくなります。
なんとか、それをしないように上に書いていることを自分につねに言い聞かせています。
どうやら人間のエゴはずっとつきまとうものらしく、気をつけていないと知らず知らずのうちに親のエゴで子どもとの関係を悪くしてしまうもののようです。
予防法はあります。
自分にも親のエゴと支配欲から子どもに「押し付け」をしてしまう危険性がある、と自覚しておくことです。そしてそれが幸せな親子関係を壊す最大の原因だと自覚しておくことです。
(ブログ「長谷川満の親学講座」より)
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