オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
7月12日(日)のペアレントセミナーの質疑応答の時間に、こんな質問が出ました。
「私は子どもの頃、親に無理矢理やらされた習い事とかあったんですが、いま大人になってそれが役に立っていたりして、親に感謝している所もあるのですが、そのあたりはどう考えたらいいでしょうか?」
今回のペアレントセミナーでは『子どもの気持ちを尊重していきましょう』という話だったので、その逆といいますか、無理にやらされたことでも大人になって「あの時は嫌だったけど、無理にでもやらされてよかった」ということもあるんじゃないですか。その点はどうなんでしょう?
というお尋ねでした。
それに対してこんなふうにお答えしました。
「そういうこともあるでしょうね。
その時は嫌だったけど、今になったら『よかった』て思えることもあると思います。
僕はよく『習い事は2つまで。一つは親が習わせたいこと、もう一つは子どもが習いたいこと。』て言うんです。だから、親が習わせたいことを習わせるのは悪いことではないと思っています。
大切のは全部親が習わせたいことばかりにならないことです。
また、習い事を2つまでにして子どもから遊びを奪わないことです。
子どもは自由な遊びを通じて、世の中に出てから役立つ創造力や共感力を養い、自分を表現することを学びます。だから、習い事をいっぱいやらせることで子どもから遊びを奪うことには反対です。
でも、親がバレーを習わせたい、英会話を習わせたい、スイミングはやらせたい、と思うこと自体は全然悪いことではないし、子どもも習いたいと言うのであれば2つまではやらせたらいい。
ただ『やめたい』と言い出したらやめさせてあげてね。」
そのようにお答えしました。
僕が言いたかったのは、親が『子どもを大切にする』ということはどういうことか?
それを真剣に考えてほしいということです。
親が良いと思うことを押しつけることは決して『子どもを大切にする』ことにはつながりません。
それは親のエゴです。
でも、子どもの気持ちを聞いて、子どもの言う通りにすることばかりも『子どもを大切にする』ことではありません。
時には子どものためを思って言うべきことを言うことが『子どもを大切にする』ことにもなります。
だから、こうしたらいいと一概にはいえません。
でも、「子どもにとってどうしてやるのが一番よいのか?」その視点を失わずに、そしてそのことを色んな側面から見て、こうしようと親が決めたらそれが一番いいように思います。
何が正解とかはありません。
そこに愛が表れているならそれでいいのだと思います。
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