オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
ある新聞の記事(読者欄)より
ある日、この春中学に入学したばかりの長男が
「中学になったらな、思春期っていうのがあるらしいねん。
そのときな、友達を大事にして、お母さんとは口をきかなくなるらしいねん。
だから、今から謝っとくわ。ゴメンやで」と言った。
突然で驚いたが、これからやってくる思春期を、子どもながらに私に悪いと気遣ってくれていることがうれしかった。
「お母さんにも、これから更年期というのがあるらしいねん。イライラしてあたるかもしれんけど、今から謝っとくわ。ゴメンやで」。
冗談めかしてそう返すと、
「そうなんやー」と妙に納得していた。
これからやってくる思春期がどのようなものになるか、
不安でもあり、楽しみでもある。
(大阪府 高槻市 42歳 主婦)
この長男くんは普段から学校であったことや思っていることを、お母さんとよくしゃべるそうです。
そういう良好な親子関係があればこそ、『今から謝っとくわ。ゴメンやで』という優しい言葉が聞けたのだと思います。
では、どうすれば、このような良好な親子関係を築けるのか?
子どもは、お母さんに学校であったことや嬉しかったこと、つらかったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、悔しかったこと、・・色々な話を聞いてもらいたいものです。
まずは、できるだけ子どもの話をちゃんと聴くということだと思います。
もちろん、できる範囲で、無理なく。
次にむやみに怒らないこと。
子どもは怒られること、注意されることが大嫌いです。
お母さんに話したら、怒られた、注意された、では、だんだんしゃべらなくなってしまいます。親って、ついつい指導したくなるものです。
その辺をよく自覚して、子どもの話を聞くときは、友達の話を聞く時のように、そのことについて自分がどう思うか、は言ってもいいのですが、指導したり、考えを押しつけたりしないように気をつけることは大切だと思います。
友達に話をして、指導されたり、考えを押しつけられたりしたら嫌ですもんね。
それと同じです。
最後に、心の余裕をもって聞くこと。
このお母さんのように、うまい返しはできないまでも、ユーモアーは大切ですよね。
楽しく話が出来るということは、その楽しさを共有できているということ。この楽しさを共有することが親子関係をとても良好なものにします。
「楽しいな。楽しかったなあ。」
そう言い合えることが多ければ多いほど、その関係は良好なものになるのだと思います。
思春期、それは子どもが親から自立していく第一歩。
親も子どもを放していく第一歩。
子どもはしゃべらなくなります。
言うことを聞かなくなります。
反抗的な態度に出ます。
自己主張し出します。
それらはすべて自然なことです。
親子の争いも増えるかもしれません。
それも仕方のないことです。
そうして「ほんまにこの子はかわいげないわー。もー、勝手にし。」と思えるからこそ、かわいいかわいい我が子から離れることが出来るのです。
子どもが思春期に生意気なことを言い、反抗してくれなかったら、いつまでも子どもから離れられないのではないでしょうか。そうすれば、子どもの邪魔をすることになる。
そう考えれば、反抗期も有り難いものなのかもしれません。
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