岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
以前、生徒さんのお母さんから、子どもさんのことで電話がありました。
「このままでいいのでしょうか?心配で・・」という内容でした。
もっと、勉強させないとダメなんじゃないでしょうか、ともおっしゃっていました。
一通りお話を聞いて、そのお母さんにこう質問しました。
「子どもさんの良いところは、どんなところですか」
「明るくて、人気者で、プラス思向というか・・のんきというか・・そんなところです。」(母)
「じゃあ、お母さんから見て、悪いところはどんなところですか」
「しなければならないこと(勉強)を先にせずに、したいことを先にするところです。」(母、きっぱりと)
「でも、したいことを先にするような性格だから、プラス思向で明るいんじゃないでしょうか。勉強ができる良い子か、プラス思向で明るい子か、どちらが社会に出てからイイと思いますか。」
「そりゃあ、プラス思向の子の方がいいとおもいます。」(母)
「もし、子どもさんにどちらかを選べるとしたら、プラス思向の方ですか、それとも、真面目な勉強ができる子ですか。」
「プラス思向の方でしょうか・・、でも・・」(母)
このお母さんのお気持ちは、よくわかります。
むしろ、ぼくの質問の方が意地悪です。
ただ、親が勉強させよう、させようとすればするほど、それが裏目にでることを知っている僕としては、黙ってられなくて上に書いたようなことを言った訳です。ごめんなさい、あの時のお母さん。
でも、あとで振り返ってみると、自分の言葉にも一理あるような気がしたので、ここに紹介しました。
プラス思向の人は大体がのんきです。したいことを先にします。
しなければならないことを、先にきっちりするような真面目な人でプラス思向の人は少ないです。
大体の人は、結婚して子どもができてしばらくすると「しなければならないこと」がいっぱいあって、「しなければならないこと」に追いかけ回されて生活している、というのが正直なところじゃないでしょうか。
気がつかないうちに、「しなければならないこと」に人生の大半の時間を奪われてしまいかねません。
そういう意味では「したいことを先にする」ことは決して非難されるべきことではなくて、人生を豊かに生きるために大切なことなのかもしれません。
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