岐阜県多治見市立滝呂小学校での講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
子育てにおいて、「甘えることは良くない」という思い込みがあるように思うのですが、皆さんはどう思われますか。
なんとなく、甘やかす親=ダメな親、厳しい親=ちゃんとした親、みたいな雰囲気があるように思うのです。
厳しさが子どもを強くする、甘やかしたら弱い子になる、何かそんな根拠のない思い込みがあるように思います。
だから、素直に子どもにやさしくできなかったりすることって、ありませんか。
ぼくは、今の子どもたちは十分に甘えさしてもらうことが大切だと考えています。
お母さんにベタベタする、まとわりつく、抱っこしてもらう、遊んでもらう、絵本を読んでもらう、寝かしつけてもらう、見守ってもらう、なぐさめてもらう、許してもらう、ありのままを受け入れてもらう、ほめてもらう、「大好き」といってもらう、そんな経験がたくさん必要だと思います。
そうすることで、親子の強い絆が生まれ、癒し合う温かい関係が生まれ、信頼関係が生まれるからです。「ありのままの自分で愛されている」と信じられるなら、その子は人も自分も信頼出来る子になります。その自信が意欲となって、その子を前向きにします。
でも、子どもに優しく関わることや誉めることが大切だとわかっていても、そう出来ないのは何故なのでしょうか?
それは、自分自身が甘えることをしてこなかったから、甘えさせてもらってこなかったから。
甘えたくても甘えさせてもらえなかった・・。
それは子ども心にとても淋しいことだったでしょう・・。
甘えることは良くないことだ。
甘えることは恥ずかしいことだ。
もし、拒絶されたら・・、
それは悲しくて、恥ずかしくて、悔しいこと。
だから、甘えちゃいけない。
ハナから、そんなことを期待しなければいいんだ。
甘えたい、なんて思わなければいいんだ。
そんなふうにして「甘えの欲求」を抑圧してきた人は、たくさんたくさんいます。
「甘えの欲求」を抑圧している人は「甘えることはよくないことだ」と考えがちです。
人が甘えるのが許せないのです。我が子でも。
だったら、そういう人はどうすればいいのでしょうか?
まず、自分に「甘えることは悪いことではないんだ」と、今の思い込みを解除していくことが必要です。「自分はもっと甘えていい。
自分はもっとゆっくりしていい。自分はもっと楽しんでいい。」そんなふうにして、自分を許していく作業が必要です。
そんな人は「そんなことをしたら、私はどこまでも自分に甘えてしまって、ダメになってしまう」と考えてしまいがちです。
そんなことはありません。
勇気を出して、自分を許していきましょう。
勇気を出して、人を頼っていきましょう。人に任せていきましょう。
勇気を出して、もっともっと自分が楽しいと思うことをやっていきましょう。
勇気を出して、もっともっと楽をしていきましょう。
そうして、自分の甘えを許せるようになると、子どもの甘えも許せるようになります。
甘えとは「嘘偽りのない自分の気持ち」です。
ありのままを受け入れるとは、甘えを受け入れるということです。
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