オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
先日、といっても今から1年ほど前の話なのですが、夜のニュース番組で、イタリアのサッカーの名門チーム、インテルで活躍している長友選手がインタビューを受けていました。
いまでこそ、その活躍がイタリアでも日本でも報道される彼ですが、インテルに移籍した当初は、そのプレッシャーからか、なかなか自分の持ち味であるスピードを活かせず、随分悩まれていたそうです。イタリアのスポーツ新聞にも「臆病」と酷評されたそうですが、彼は本当にその通りだったと当時を振り返っておられました。
そんなスランプの中で彼は考えます。
どうして自分の持ち味であるスピードある切り込みができないのだろうか?
それはスペースが見えてないからだ。
ワールドカップ代表のときはあんなにスペースが見えていたのに、どうして今は見えないのだろうか?
それは周りが見えていないからだ。
どうして周りが見えないのだろうか?
それは心に余裕がないからだ!!
世界のトッププレーヤーたちは、プレッシャーの中でも自分のプレーができている。
それは何故か?
それは彼らが、プレッシャーの中でも心の余裕を持てているからだ。
では、どうすれば心の余裕が持てるようになるのか?
インタビュアーの「長友選手はどのようにしてそのスランプを乗り越えられたのですか?」の質問に対して彼は、
「まず、ご飯を感謝して食べること。そういった一見あたり前に思えることって、実は多くの人に支えられているんですね。ご飯が食べられるってことは、それを作って下さったお百姓さんがいるわけだし、そしてそれを料理してくれる人がいる、そういったたくさんの人がいて下さるからご飯が食べられる。つまり、感謝できるのは周りが見えているからで、自分のことで精一杯になってしまうと周りが見えなくなる。周りが見えるからこそ感謝できる。だから、周りに感謝できてるってことは、心に余裕を持てているってことだし、周りが見えているってことなんですよ。その心の余裕がサッカーにおいても周りが見えることにつながっていくってことがわかったんです。」
何事にしても「心の余裕」をなくしたらうまくいかない。子育てにしても仕事にしても家庭生活においても同じです。では、その心の余裕はどこから生まれるのか。長友選手は「感謝から生まれる」といいます。感謝できているということは周りが見えているということであり、それはまた心の余裕を持てているということでもある、と。
心の余裕は感謝するところから生まれる。
この言葉をいつも忘れないようにしたいと思います。
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