オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
今、NHKの大河ドラマで「平清盛」が放映されていますが、色々な場面でこの歌が流れてきます。
遊びをせんとや生まれけん、
戯れせんとや生まれけん、
遊ぶ子供の声きけば、
我が身さえこそ動(ゆる)がるれ
これはその当時(平安時代末期)、流行っていた今様(いまよう)と呼ばれる当時の流行歌です。
白拍子と呼ばれる、男装をして歌って踊る巫女パフォーマーがよく歌った歌で、誰の作であるかは不明なようです。
流行歌ですから、庶民から貴族にいたるまで広く口ずさまれていたようです。
その意味は諸説あるのですが、
「人は遊ぶために生まれてきたのだ、戯れるために生まれてきたのだ、ほら、あんなに夢中に遊んでいる子どもの声を聞いてごらん、あれこそ人間本来の姿だと思わないか?私は子どもの遊ぶ声を聞くと、ワクワクしてきて、自然に体が動き出してしまうのだよ。」
というような意味であろうと思われます。
当時の世の中は、武士が台頭してくるような物騒な時代で混沌としていたようですが、そのかわり自由や活気にあふれていたようです。また仏教思想の影響からか、「この世には何一つ確かなものはない」といった無常観が広まっていて、「楽しんだ者勝ち」みたいな刹那的な雰囲気もあったのでしょう。
そういった意味では現代の風潮とよく似ています。
台頭してきた武士勢力は、さしずめソフトバンクの孫さんを始めとするIT企業の社長さんたちでしょうか。
でも、それは決して悪いことではないような気がします。
混沌としているからこそ、自由に発想していけるし、新しいものが生まれるエネルギーにもあふれているのだと思います。
今の時代を嘆く声をよく耳にしますが、こんな時代だからこそおもしろいと考えることもできます。
今の時代を好きになる。
今の時代を楽しむ。
そんな積極的な姿勢で生きれば、おもしろい時代なのだと思います。
遊びをせんとや生まれけん・・
そう言えば母もそんなことを言ってました。
「人生は遊びに来たんやもん」
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