121【不動産投資】家賃調停 事例②まとめ 動画17分

### 家賃値上げはいくらまでOK?判断基準は“新規賃料”
家賃値上げを検討するとき、必ず悩むのが
「いくらまで上げていいのか」です。
結論から言うと、判断基準は
**新規賃料(=相場)**です。
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## 継続賃料の考え方
賃料決定の基本は次の3つです。
① 相場(=新規賃料)
② 継続賃料
③ 年10%アップ目安
争点になるのは
**「相場=新規賃料」**です。
継続賃料は次の考え方で決まります。
(現行賃料+新規賃料)÷2
例:
現行6万円、相場8万円の場合
→ 継続賃料は7万円
つまり
**新規賃料によって結論が決まる**ということです。
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## 新規賃料(相場)はどうやって調べるのか?
ここが実務の核心です。
### 一般オーナーの場合
賃貸サイトを使います。
・アットホーム
・SUUMO
・地域の賃貸サイト
ただし注意点があります。
**表示されているのは「募集賃料」だけです。**
成約した賃料ではなく、あくまで「現在の募集条件」です。
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### 不動産会社の場合
・レインズ
・業者向け情報サイト
**成約事例の確認が可能です。**
募集賃料と成約賃料はズレることがあるため、
ここが大きな違いになります。
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### 検索条件のポイント
・同マンション
・近隣の類似物件
・家賃は「賃料+共益費」で判断
・築年数は過度に気にしない
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### 条件補正
・面積 → 平米単価で補正
(一般的に狭いほど単価は上がる)
・高層階
・ルーフバルコニーなど
**条件を揃えて比較することが重要です。**
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## 調停で感じたこと
・調停委員は不動産鑑定士であり、相場は把握している
・適正賃料は明示されない
・入居者とオーナーの中間で調整される
・恣意的なデータは採用されない
・やや入居者保護の傾向がある
結論として
**極端な主張は通りません。**
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## まとめ
・新規賃料(相場)が判断基準
・一般サイトは募集賃料
・成約事例は業者データで確認
・検索結果は2〜3ヶ月ごとに保存
最終的には
相場との差を把握し、
毎年10%程度で段階的に是正していきます。
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## 一言でまとめ
家賃改定は
「いくら上げるか」ではなく
「相場にどう近づけるか」です。



