36【不動産投資】家賃アップ交渉について

家賃値上げの場面では、入居者からさまざまな主張が出てきます。
・「物価が上がって生活が苦しい」
・「急に値上げされても困る」
・「長く住んでいる」
・「設備が古い」
・「オーナーチェンジしたばかり」
どれも現場でよく聞く内容です。
しかし、実務ではこれらの主張がそのまま通るわけではありません。
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■結論は決まっている
家賃改定は
・継続賃料
・相場
・改定幅(年10%程度が目安)
といった基準で判断されます。
つまり、
感情ではなく制度で決まる
という構造です。
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■よくある主張と実務の考え方
例えば、
「物価が上がって生活が苦しい」
という主張があります。
しかし実務では、
物価が上がれば家賃も上がる
という関係にあります。
また、
「急に値上げされても困る」
という点についても、
段階的補正(年10%目安)という考え方があります。
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「長く住んでいる」
という主張については、
長期間据え置かれていた分、改定幅が大きくなる
という見方になります。
また、
「設備が古い」「経年劣化」
については、
長期で住めば自然に発生するものであり、
継続賃料の中で調整される考え方です。
条件が合わなければ、
転居するという選択肢もあります。
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「オーナーチェンジしたばかり」
という主張もありますが、
賃貸借契約はそのまま承継されるため、
基本的な考え方は変わりません。
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■なぜズレが生まれるのか
原因はシンプルです。
・入居者は現在の家賃を基準に考える
・オーナーは相場で考える
このため、
新規賃料と継続賃料は別物
として整理する必要があります。
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■まとめ
家賃値上げの場面では、
主張すること自体は自由です。
しかし、
・ルール
・相場
・制度
を無視すると、
最終的には調停や裁判でも同じ結論になります。
ダダをこねても、ルールは変わりません。
オーナーと入居者は対立する存在ではなく、
友好的なコミュニケーションの中で、
現実的な着地点を探ることが重要です。
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