住宅ローンを借りるのが難しい人とは
住宅ローンには変動金利と固定金利があるのはご存じかと思います。
現在変動金利はかなり低い水準で設定されています。様々な要件はありますが、0.2%台の金利を提供している金融機関もあります。借入時点の金利のみで比較するのであれば、変動金利に軍配が上がるでしょう。
しかしながら、変動金利は経済状況・金融政策などにより急に引上げられる可能性があります。また、もしも金利が上がっても、5年間は返済額は変わらない「5年ルール」や、返済額が上がるタイミングが来ても、元々の返済額の125%までしか上げることができない「125%ルール」があります。本来はもっと支払額を増やさないと上がった金利分を補えないため、将来的に「未返済分」が後で請求される可能性、というリスクもあります。
※5%ルールや125%ルールを適用しない金融機関もあります。
変動金利と長期の固定金利は指標が違うため、金利が上昇するタイミングも異なります。一般的には先に固定金利が上がります。「当初は金利が低い変動金利を選択し、もしも金利が上がるようであれば固定金利に変更」という選択肢はタイミング的に厳しいでしょう。
住宅ローン残高、残年数が多いほど、借換のメリットは多くなります。短期の固定金利で住宅ローンを借入している方で、固定期間が終了するタイミングで金利が上昇する場合は、借換を考える方も多いと思いますが、後になればなるほど借換えのメリットが少なくなるため、早めに決断した方が良いと思います。
その他借入の注意点!
・諸費用:一般的に保証料や手数料等がかかり、金融機関により費用額も変わってきます。借換えの場合は、諸費用込みで借入できる場合がほとんどです。当たり前の話です諸費用を組み込むことで、借換え前よりローン残高は大きくなります。
・団信:団信には一般的な団信の他、三大疾病や八大疾病、また全疾病でも適用されるものもあります。借換えの際「八大疾病団信→一般団信」に変更となると、その分保障される範囲は狭まります。
※団信については住宅ローンと健康診断、無関係ではありませんもご確認ください。
その他、借換えを行うには、住宅ローンを組んだ時とほぼ同様の書類・手続き等があります。この点も注意して、「得する借換え」にしてくださいね!
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