手術給付金を受け取る手続きは意外と簡単!(FPシゲの領収書公開)
なぜ途中解約した時には「解約返戻金」としてお金が払い戻されるのに、満期まで保険を続けると払い戻されないことがあるのか、ご存知ですか?
例えば、死亡時には1000万円の保険金が給付される一般的な10年定期保険に30歳の時加入したとします。毎月の保険料は仮に3000円だとします。
保険料というのは、各年齢・性別で死亡する割合(死亡予定率)により計算されています。通常は年齢が高くなると死亡する割合も高くなるので、保険料も高くなるのです。
でも加入した時から満期まで同じ保険料を支払いますよね。
簡単な図を作ってみました。
青い線が実際に支払っている保険料。赤い線は年齢別に計算された本来必要な保険料です。
最初は実際に必要な保険料より多く保険料を支払い、途中から実際に必要な保険料より少なく保険料を支払うことになります。
緑の部分は保険会社に多く支払っている保険料となり、ピンクの部分が実際に必要な保険料に足りない分です。
前半に貯めた緑の部分の保険料は、後半足りなくなるピンクの部分に充当される仕組みなのです。
緑の部分である、前半に多くに支払っていた保険料分が残っている間に解約した場合は、残りの分が解約返戻金となり手元に帰ってくるのです。
ただし、解約返戻金を払い戻さないこと(無解約返戻金型)や、解約返戻金を少なく払い戻すこと(低解約返戻金型)を前提に保険料を安く抑えている保険の商品もたくさん出ていますね。
解約返戻金が払い戻される仕組みがわかると、保険自体の仕組みがけっこうわかるようになるかもしれませんよ(o^-')b
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