誰かの心に響くように
Good morning! 今日も猛暑の高崎です。
まずは、昨日の地震において被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。
さて、今週は建築通訳と医療通訳というメイン2本が同時進行した一週間でした。
通訳準備については、通訳の発注から支払いまでをご覧ください。
実際には今週は準備期間が非常に短い医療通訳案件でした。しかし、場数を踏むと事前準備のコツを掴んできて、短期間でも大体準備できるようになってきました。
何事も経験って大事なんですね。その経験が頼りなのが、建築通訳。現在、私が携わっているプロジェクトは事前準備がほとんどできない案件ですので、できる範囲内で準備をして、あとは経験とそれに基づいた記憶を呼び出します。
物理的な準備だけではなく、心の準備も必要なのが医療通訳者。と同時に、業務終了後のケアも大切です。これについてはまた後日、お話しできたらと思っております。
それで今回は、実際の医療通訳の現場に何を持って行くの?という通訳者の持ち物紹介です。
まずは必需品。
自分で事前準備した資料、メモ帳(ノート)、ペン、電子辞書、水(またはお茶などの飲み物)。
資料は内容が見えないように、わざとクリアでないファイルに入れています。メモ帳は友人が使っていて良さそうなので真似して購入しました。これはかなり優れものです!サイズをA4かB5か迷いましたがB5にしたら、正解でした。ハードケースなので、立っても座って机を使えない状況でも、片手で持って書きやすい。付属しているノートは切り離せるので、案件が終わったら切り離してファイルに資料と一緒に保管しています。こうしておくと、次に似たような案件依頼があった時の、事前準備に使用できます。
ペンは書きやすいと評判のuniのJETSTREAM。黒だけで何本も(0.5や0.35など違う太さのものを数本)、赤や3色ペンも持っていて、どこの通訳現場でも使っています。非常に書きやすいです。
そして、電子辞書。病院では携帯電話が使えないことが多いため、電子辞書は必須です。先生のお話でわからない単語が出てきたら、「単語を調べるので少々お待ちください。」と許可を取って使用します。医療通訳は学科試験のようなもので、試験範囲は教えてもらえるけれど、試験に何が出るかは当日にならないとわからない。そのため、自分が勉強できなかった範囲の内容の場合、正確に訳すために現場で辞書の使用は認められています。もちろん、先生のお話がわからない場合には、訳す前に先生に聞きなおしたり、自分の解釈があっているかどうかを確認したりします。お勧めの電子辞書は、複数の辞書が掲載されていて一括検索できるものがいいと思います。
それから、飲み物。群馬は車がないと生活できないので、依頼された病院までの道中や帰宅途中の水分補給のために必ず持参します。片道1時間以内ならペットボトル1本、1時間以上なら2本またはそれと同等の量を準備します。時々、通訳時間が予定よりオーバーしてしまう時もあるので、喉を潤すために1口2口、途中で水分補給もします。
次に、これはあったらいいな、というものです。
今回は長距離運転が必要な病院でしたので、行きまたは帰りに手軽に食べられるものを持って行きました。前述したように、病院では待ち時間もある時があるので、予定時間をオーバーしてしまうこともあります。その際、空腹になっても食事が取れないこともあるため、何かしらの食べ物はあると助かります。私は1時間以内の距離でしたら、カロリーメイトやおせんべいなどを持って行くことが多いです。冬はみかんを持って行く時もあります。あとはパウチタイプの野菜ゼリーやトマトジュースも水の他に持って行ったこともあります。
左上にある小さいパウチは生はちみつです。養蜂家の友人が販売しているもので、通訳開始前に喉を潤したり少し糖分注入(脳が必要としているため)したりするのに便利なサイズで重宝しています。通訳終了後にも少し舐めて疲労回復に役立てています。市販ののど飴もいいと思います。
以上が今回の医療通訳案件で持参したものです。使わなかったり食べなかったりしても、あると安心して通訳業務に集中できます。
他には、番外編として、車の燃料補給と経路確認。事前に必ず確認して、必要ならしっかり燃料補給をし、経路も確認してナビに登録したりします。
こうした準備も通訳業務の一環として捉えています。経験だけでなく、事前準備もしっかりしてから業務に臨んでいます。
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