初めてのリスボン②

芝原晶子

芝原晶子

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Good afternoon! And Good Friday!
今日はキリスト教のイースター休暇の初日で、グッドフライデーと言います。
日本語では受難日や聖金曜日と言われていて、イエス・キリストが十字架に張り付けられて処刑された日です。
そして日曜日にイエス様が復活したので日本語では『復活祭』と言われています。
アメリカは金曜日~日曜日まで、イギリスやイギリス連邦の国や地域では、金曜日~翌月曜日までがお休みです。

さてさて、前回のコラムの続きで、リスボン4日目、最終日の朝です。
突然のフライト時間変更。それによってドバイ―成田間のフライトに乗れないことが判明し、急遽エミレーツ航空のカスタマーサポートへスマホから国際電話しました。まず、英語か日本語かを聞かれるので、日本語を選んで待つこと数分~10分くらい。やっと繋がったと思ったら日本語ネイティブではないスタッフで、全部手続きが終わった後に『変更手数料が掛かります。』と言われ、思わずブチ切れてしまいました!エミレーツ航空の都合でフライト変更を余儀なくされたのに、なぜ私が変更手数料を払わなければならないの?こうして国際電話まで掛けて余分な経費まで掛かっているのに、これ以上の支払いが必要なんですか?と息巻いてしまいました。

そうしたら別のもっと日本語堪能な担当者に変わり(それでも日本語ネイティブではないのはわかりました)、また最初からフライト変更のやり直し。この方は状況を把握できていたので、変更手数料を請求されることはありませんでした。結局、1日遅れで日本へ帰国することになりました。そこで次はドバイで11時間の待ち時間に何をするか?という問題が浮上。とりあえず空港に一番近くて一番安いホテルをネットで予約。せっかくだからとアブダビへの日帰りツアーを予約しましたが、ドバイの私の滞在予定先の出発時間が私のフライト到着前ということが予約後に判明。キャンセルできずにお金も返金されず、ドバイで寝て過ごすことにしました。

こうしてようやく帰りの手配がすべて整い、思わぬリスボン滞在時間延長となったので、ホテルをチェックアウトしてから近くの観光都市、シントラへ電車で行ってみることにしました。さて、いざホテルをチェックアウトして、となった時に、持って行ったクレジットカードが使用停止になっていました!その時は思い当たる節がなかったのですが、帰国してから口座残高不足で止められていました。トホホ…出発前にバタバタしていて、お金の移動を忘れていました。しかし、手元にあるのはヨーロッパで(噂によるとアメリカでも)不人気なアメックスカードと現金10ユーロのみ。これはかなりの窮地!ホテル代はアメックスカードで支払えたものの、どうにかアメックスカードだけで出国まで持たせないとなりません。

とりあえず、有効期限が切れたので新しいリスボンカードを1日分だけ観光アプリで予約して、観光案内所で引き換えて、シントラ行きの電車が出ている駅へ向かいました。電車は行きも帰りも出発時刻通りに発車しました。シントラ行きの電車にはリスボンカードで行けるので助かりましたが、何せ現金が10ユーロしかなかったので、シントラ駅についてもトゥクトゥクみたいなバイクでの観光はできませんでした。シントラの有名な宮殿までの往復が15か20ユーロだったのです。ホップオフバスを使って観光しようと思い、駅にあったカウンターで係の人に聞いてみたところ、アメックスカードでの支払いは不可。仕方なく、駅から歩いていけるシティセンターまで行くことにしました。

元同僚のポルトガル人や、観光地をネット調べても、『シントラは美しい町』ということでしたが、本当に美しい町でした。町全体が世界遺産だそうです。
ここのツリーの中にベンチが置いてあったので、そこに座ってリスボンで電車に乗る前にスタバで買った(アメックスカード使えました!よかった!)サンドイッチを食べてしばし休憩。そして無料で見学できるこの宮殿の中庭を見てからリスボンへ戻りました。その後は順調に成田まで無事に進み、1日遅れで帰国しました。予備日で2日とっておいたのが幸いでした。

今回の旅で思ったことは、旅にハプニングが付き物、問題をそれをどうやって対処するか?対処できるだけの語学力はあるか?ということです。
ウィズコロナ生活にシフトし、海外へ出かける方も増えていくと思います。ですが、コロナ前のような日本人観光客が観光地にいないので、日本語のツアーなどはほとんどないのではないかと思います。これは自分の語学力と度胸を試すいいチャンスではありますが、と同時に事前準備には時間を掛けることが重要になってきます。今回は海外旅行保険に加入していたので、帰国時のドバイで1泊したホテル代は1万円だけですが保険でカバーできました。

次回は、私の旅の準備方法や、イギリス、ドバイ、リスボンでの文化の違いや建築物の違いなどについてお話したいと思います。

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芝原晶子
専門家

芝原晶子(通訳・翻訳)

AST Translation Service

専門分野は技術英語。建築プロジェクト、ビジネス会議、医療通訳、観光ガイド、海外用プレゼン資料・技術マニュアル・ビジネス文書翻訳、外資系企業の秘書及び海外赴任の経験があり、海外ビジネスの常識を熟知。

芝原晶子プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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