海外ドラマで英会話:イギリス英語とアメリカ英語の違い(上級者編)
Good evening! とうとう夏がやってきましたね。
夏が来る前に、翻訳者仲間さん二人と東京でお会いしました。
会合場所は…なんと、赤坂迎賓館!
ここは東京のど真ん中?本当に日本?と思うような場所です。
本館の様子
別館の様子
残念ながら、本館も別館も建物内は撮影禁止。
入場料は両館で2,500円でしたが、その価値はありました。
皆さんもぜひ一度は見学してみてください。
ちょうど本館から別館への見学に移る時に、予約時間まで少し三人で休憩していました。
そして「名詞がいつの間にか動詞になっている単語がある」という話題になりました。
例として、email (e-mail)はかつて「電子メール」という名詞だけで使用されていたのに、
気付いたら "Email me"「メールしてね」というように動詞としても使われています。
他には、Googleだって会社名の固有名詞だけだったなのに、
今では "I Google it"「ググる(口語のみ)」という動詞としても使われています。
(和訳する時は「Google(グーグル)で検索する」です。)
そして昨日、Netflixのオリジナルドラマ "Orange Is The New Black” を見ていたところ、
新しく動詞化した単語が2つ出てきました!
(というよりも、私が今まで知らなかっただけかもしれませんが)
まず一つ目は "Me Too"です。これは去年に世界的に知られた "#MeToo" から派生しました。
ドラマの中で、以前刑務所長だった男性のセクハラを、元女性部下に彼の名前は伏せて
SNSで#MeTooを付けて投稿しました。
その投稿を見た男性は恋人に "She MeToo me!" 「MeTooされた!」と言っていました。
その後も他の登場人物たちがその話題になると、MeTooを動詞として使っていました。
そして二つ目は「コンマリ」です。そう、ときめく片付けでアメリカでも有名な近藤麻理恵さん。
主人公の女性の父親が、自分の娘(主人公)の友人と話している時に、
"My wife is Mari-Kondoing in the house." 「妻は家でコンマリしててね。」と言っていました。
その後も親子の会話で、娘の妻(主人公はバイセクシャルです)を好きではない父親が娘に、
"Look closely. Does she spark joy?"「よく考えてごらん。(彼女と一緒で)人生がときめくかい?」と聞きます。
そこで娘は "Are you asking me to Mari Kondo my wife?" 「私に妻をコンマリしろって言うの?」
と言い返していました。
このように、日本語だけではなく、英語も日々変化しています。
だから言語は奥深くて面白い!興味が尽きることはありません。