正しく使えていますか? 知って行うストレッチ!【岐阜市の理学療法士のコラム】
岐阜市の筋膜整体専門スタジオ「THYME(たいむ)」代表理学療法士の小木曽です。
座っているとき、脚部の筋力はほとんど発揮されていません。そして日本人は世界で一番座っている時間が長いという報告が出ています。
脚の筋肉というと、太ももの筋肉に注目しがちですが、ふくらはぎも重要です。
そのふくらはぎを鍛える運動として「かかと上げ(カーフレイズ)」が良く知られていますが、正しく「かかと上げ」を行うことで他にも様々な効果が期待できます!
かかと上げの効果!
①血流改善
②筋力アップ
③骨折防止
④認知症予防
①血流改善
ふくらはぎ(下腿三頭筋)は第2の心臓と呼ばれ、体の下に流れていった血液を心臓まで戻す仕事をしています。ふくらはぎが働いていないと、心臓の吸い上げる力だけで血液を戻さなくてはならなくなり、負担が増大してしまいます。ふくらはぎによる「筋ポンプ作用」によって心臓への負担が軽くなっています。
②筋力アップ
ふくらはぎは辰・歩くときに体を支え、歩く・走る・跳ぶときに地面を蹴る力となります。筋肉を使うことで力が付き、寝たきり防止、歩行改善になります。
③骨折防止
骨は変形を感じると電流を発生します。発生した電流は骨の細胞に働きかけ、これが引き金となって最終的に骨が強くなります。地面からの衝撃が骨に伝わることで骨が丈夫になっていきます。
④認知症予防
足部には感覚(センサー)が集中しています。足を動かすことによって筋ポンプによる脳への循環血流量のアップに加え、この感覚(センサー)の活性化によって脳も刺激され、記憶力・発想力の向上が期待できます。血流量の増加とともに、地面からの刺激が脳に入力されることで認知症の予防が期待できます!
〇知って動かすかかと上げ(カーフレイズ)
①軽く足を開き、背筋を伸ばしてまっすぐに立ちます。
②つま先立ちでゆっくり大きく真上に伸び上がります。
③ストンとかかとを地面に落とします。落とした時の刺激が頭に伝わるイメージで!
「いつ」「なにが」「どうなっているのか」といった、からだのことを知ることでからだを変える「ラーニングリハビリ」。
知らずに行うエクササイズ・トレーニングと知って行うエクササイズ・トレーニングでは効果・効率が大きく変わってきます。
ぜひ、知って・動いて・効率・効果を上げていきましょう
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