名大オープンが返された。判定に一喜一憂する塾生たち　前編

2018年9月28日

先日、名大オープンの結果が各生徒に返却されました。名古屋大学を受験予定の生徒たちにとっては、本番を想定した最も重要視していた模擬試験です。
このコラムでは、結果に一喜一憂する生徒の様子と、生徒ごとのテスト結果の分析を2回に分けてまとめました。

【傾向】広く浅く。多少の失敗は許される「医学部保健学科」

名古屋大学医学部保健学科の受験情報については、旺文社「パスナビ」より、基本情報を引用しています。

【大学受験パスナビ】名古屋大学医学部( 保健学科を含む)
https://passnavi.evidus.com/search_univ/0490/department.html?department=035

保健学科の2次試験科目は以下の4つ
●英語(文理共通)
●理系数学
●化学
●生物(物理でも可)

【大学受験パスナビ】難易度　名古屋大学医学部( 保健学科を含む)
https://passnavi.evidus.com/search_univ/0490/difficulty.html?department=035

保健学科は、センター試験でも2次試験でも科目数が多く、試験対策が分散してしまう懸念があります。
パスナビや、明大オープンの合格判定を踏まえれば、センターでも2次試験でも、他学部のように高い得点率を取らなくても良いと考えられます。

つまり、2次試験で突出して点数が取れる科目があれば、
●センターで失敗した科目があっても何とかなる
●2次試験のデキが良くなくても何とかかなる

総合判定「B」名大医学部保健学科志望Mさん

一例目は、ほぼ満足の結果が出て、喜んで報告に来た塾生のMさんについて。マーク模試の得点では、突出して良いものは見当たりませんが、センター換算で75%程度の得点率を取っています。また、名大オープンの「生物」が100/200のスコアが取れたことが高評価です。
英語と数学は、もう少し得点を伸ばせそうな気がします。とくに、英文和訳のトレーニングをして改善を狙えば、得点に直結するだろうと見込めます。

科目数が多く配点も大きい2次試験。攻略ポイントはコレ!

名大医学部保健学科は、合格するためには2次試験で突出して得点できる科目があると有利になります。名古屋大学の理系2次試験は難易度が高く、課される4科目ともを完璧に解こうと訓練すると、すべて中途半端な仕上がりになることも懸念されます。
保健学科を志望する受験生の傾向として、理系数学で高得点を取れる生徒は少ないです。英語と、生物or化学のどちらかが得意な生徒だと、総合得点で他の受験生と差がつけられると考えます。「自信のある1科目だけは、7割正解を目指す」のように特化してみるといいでしょう。

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