Vol.424 「責める」と「抱え込む」のちょうどいいあいだ

渡辺佳奈子

渡辺佳奈子

テーマ:怒りと心のメールマガジン

<2026年3月26日配信>


ここ数年、
企業領域でカウンセラーとして
多くの方の相談をお聴きする中で
感じていることがあります。

それは、極端な考え方をすると
疲れるよね・・・ということ。




何かできごとが起きた時

「なんでそんなことするの?」
と人のせいにする人と、

「自分が悪かったんだ・・・」
と自分のせいにする人。


これは多くの場合は
どちらかに偏りがみられるのですが、
どちらも、しんどそう。

もっと柔軟に考えられたら
ラクなのになぁと思います(・_・)




そして、
この両極端な考え方の背景には、
実は共通点があるんですよね。

それが「べき」。
これ、思い当たるものありませんか?


「ちゃんとやるべきだよね」
「普通はこうするべきでしょ」
「迷惑をかけるべきではない」


こうした“べき"が強いと
その通りにならなかった時に、
怒りが生まれます。



そしてその怒りを、

外に向けると「他責」
内に向けると「自責」

という形で扱ってしまうんですね。




アンガーマネジメントでは
上手な怒り方として

・人を傷つけない
・自分を傷つけない
・ものをこわさない

とお伝えしています。

これ、シンプルだけど、
とてもバランスのいい考え方なんですよね。




他責に寄りすぎると、
強い言い方になったり、相手を責めたりして
人を傷つける。

一方で、自責に寄りすぎると、
本当は伝えていいことも必要以上に抱え込んで
自分を傷つける。

どちらもアンバランスだなと感じます。




では、どうするか?

ここでひとつ、
少しだけ意識してほしい視点があります。

それは、
「人」ではなく
「こと」に目を向ける、ということ。




例えば、

×「なんでちゃんとやらないの?」(人を責める)
○「このやり方だとミスが起きやすいね」(ことを見る)

とか、

×「できていない自分が悪い・・・」(自分を責める)
○「ここは出来なかったけど、出来ていることもある」(ことを見る)

など。




できごとを誰か(他人や自分)のせいにすると
どうしても人格を否定するような
扱い方になってしまいます。

一方で、
できごとを行動、行為の結果として捉えると
課題が明確になり、改善もしやすくなります。


誰かや自分を責めても
いい方向にはいきにくいですしね(*^^*)




人を傷つけず、
自分も傷つけず、
そして物もこわさない。

今の自分は「べき」をどこに向けているかな?

そんな視点が持てれば
相手も自分も大切にした
怒りの扱い方ができるかもしれませんね。

ではでは、
今日も、あなたらしく
やさしい一日を。


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渡辺佳奈子(アンガーマネジメントコンサルタント)

blanc+(ブランプリュス)

アンガーマネジメントや産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの知見・経験を元にWell-beingな職場づくりをサポート。企業領域でのカウンセリングは年間400名を超える。

渡辺佳奈子プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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