アンガーマネジメントの習慣化のために
「最近イライラすることが増えた」
「思い通りにいかなくていちいち腹が立つ」
「後から考えるとどうでもいいことで怒ってしまった」
こんな経験、ありませんか?
そうでなくても忙しいのに
余計なことでイライラしたくないですよね。
怒りは誰かの言った一言や
何かの出来事をきっかけに
急にボンッと湧き上がってくる
そんな風にも感じますが、
実はそう単純ではありません。
皆さんもこんな経験があるのではないでしょうか?
例えば部下がミスをした時、
やたらと腹が立つ時もあれば、そんなにイライラしない時もある。
赤信号につかまってイライラすることもあれば
まったく気にならない時もある。
そう、目の前にある状況は同じなのに
怒りの強さが違うことってありますよね。
この差は実は自分の中にどれだけ
マイナスな感情や状態があるかによって左右されます。
例えばマイナスな感情は
焦り・不安・心配・辛い・罪悪感・怖い など
マイナスな状態は
疲れ・睡眠不足・体調不良 など
こうした自分にとってマイナスな感情や状態が
多ければ多いほどイライラの頻度が高くなり、
怒りが強くなりやすくなります。
ご自身の最近の怒りを振り返ってみてくださいね。
思い当たることがあるのではないでしょうか?
赤信号などは分かりやすいですね。
顧客との約束に間に合わない!と焦っていると
どうしてもイライラしてしまいますし、
その一方で時間に余裕があれば全然気になりません。
つまり、心身が整っていて余裕があると
無駄にイライラすることは減らせるということです。
ちなみに、私の場合は
空腹時と不安や心配事がある時はイライラしやすいです。笑
自分のこの傾向を理解していれば
「あ、今はイライラしやすくなっているな」と
気づくことができます。
そして気づくことが出来れば
イライラしないための対処ができますし、
場合によっては目の前で起きていることとは違う理由で
イライラしているのだなと
怒りを客観的に見ることもできるようになります。
最近ちょっとイライラしがちだな、と感じた時は
ご自分の心身の状態を観察してみてください。
特に異動になったり、ポジションが変わった時、
責任が重くなったなどは
心理的なストレスが多い時。
そのストレスから部下に強く当たったり、
帰宅してからイライラを家族に向けるなんてこともあります。
これでは八つ当たりになりますよね。
イライラしたくなかったら、まずは良く眠る事。
そして自分の状態をよく知る事。
心身を整えることは仕事の一部です。
気分転換にコーヒーを飲んだりストレッチをしたり、
休日には好きなことを楽しんだり、しっかりと休養したり。
自分の中のマイナスを減らすプラスな行動を
いくつか用意しておくと良いですね!
怒りに対処する前に、
まずは怒りが起きにくい状態にすることも
アンガーマネジメントのひとつ、です。