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コラム
福島県の健康指標はさらに悪化?
2018年6月6日
福島県の健康指標はさらに悪化?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘福島県の健康指標はさらに悪化?’という報告です。
福島民友新聞によりますと...2017年の福島県の死亡率(人口10万人当たりの死亡数)の死因別で、心疾患が全国ワースト6位(前年7位)、脳血管疾患が7位(同8位)で、いずれも前年より悪化した。厚生労働省が1日発表した人口動態統計(概数)で分かった。がんは前年と同じ13位で、県民の健康指標悪化が改めて浮き彫りとなった。
県は「厳しい現状で重く受け止める」(健康増進課)とし、喫煙対策や塩分摂取の抑制などで疾病予防を進めるほか、健民アプリを使った運動推奨にも引き続き取り組む。本年度は福島医大健康増進センターと連携し市町村の健康データ分析も行う予定で、地域の健康課題をあぶり出し、健康長寿県への転換を目指す。心疾患の死亡率は217.2人、脳血管疾患は128・1人、がんは345・3人。県全体の死亡数は2万4781人で前年より615人増加した。人口1000人当たりの死亡率は前年比0・4ポイント増の13・2人で全国平均の10・8人を上回り、全国順位は前年と同じ悪い方から数えて13番目だった。
死因別の割合はがんが26・1%と最多。心疾患16・4%、脳血管疾患9・7%と続く。本県では1984年以降、がんの死亡数が1位だ。がんの内訳は気管・気管支・肺が19・2%で最多。胃12・8%、結腸9・8%と続く。心疾患で最も多いのは心不全で37%、脳血管疾患の最多は脳梗塞で62・3%を占めた。
以前から福島県の健康指標は全国平均よりも悪かったのですが、原発事故以後さらにそれが悪化し、改善の兆しが認められていません。県も色々な方策は考えてはいる様ですが、どれも実効性のあるものとは思えません。今後さらなる方策の検討が必要かと思われます。
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