毎年のワクチン接種でインフルエンザ重傷化予防?
今シーズンは何故、インフルエンザワクチン不足なのか?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘今シーズンは何故、インフルエンザワクチン不足なのか?’というお話です。
皆さんはもうインフルエンザワクチンは接種なされたでしょうか?今シーズンは今までにない様なワクチン不足が言われています。実際、当クリニックでも先週初め頃には在庫不足のために一時ワクチン接種の予約を休止しておりました。では何故、今シーズンはこんなにもワクチンが不足しているのでしょうか?最大の理由は今シーズンのワクチン製造過程で不具合が生じ、ワクチンを当初の予定通り製造出来なかったための様です。意外に思われるかも知れませんが、ワクチン製造はかなり古典的な方法で製造されており、何百万人分を確実に製造出来るという訳ではない様なのです。
そのため、通常よりも製造本数が130-40万本少なく、その上製造工程がかなり遅れたために市場に出回るのがズレズレになりワクチン不足が生じている状況なのです。そこにさらに輪をかけたのがマスコミによるワクチン不足の宣伝でなるべく早めに接種しないければという心理が働き、今シーズンは例年に比べて早めに接種なさる方がかなり多くおられました。当クリニックにおいても例外ではなく接種開始後約10日あまりで例年の半分程度の方々がワクチン接種に訪れました。現段階で当初入荷分の3/4程度は出払っておりますの恐らくは今月中か12月初めには予定数は終了となる見込みです。
大分県ではもう既に流行期に入っている様ですからこちらに来るのもそう遠くはないと思われます。そのため何度かお伝えしておりますが、当クリニックでのワクチン接種は今月中にお受けになることを再度、お勧め致します!