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コラム
血液検査で認知症が診断可能に?
2017年9月9日
血液検査で認知症が診断可能に?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘血液検査で認知症が診断可能に?’という報告です。
アルツハイマー病を血液検査で比較的簡単に診断できる手法を、京都府立医科大の研究者らが開発した。アルツハイマー病に関連しながら、これまで脳脊髄液でしか測定できなかったタンパク質「p―tau」を高感度の測定機器を使って検出できた。
アルツハイマー病は認知機能などの症状が出てから診断されることが多く、血液データなどで早期から正確に診断する手法の開発が急がれている。現状では、脳脊髄液に含まれるp―tauなどを測定できるが、患者の負担が大きいなどの理由で普及していない。一方で、血中タンパク質では有効な測定法は確立していない。
同研究者らは、血中にあるp―tauを従来の千倍の感度で検出できる手法を開発。20人のアルツハイマー病患者と健常者の血中p―tauをそれぞれ測定し、患者の方が高い値を取ることを確認した。また、成人期に認知症を発症するとされるダウン症の患者20人の血液データを解析すると、年齢を重ねるほどp―tau値が高くなっていた。
p―tauは、症状が出る前から増えるため、早期診断に役立つ可能性がある。同氏は「さらに大規模な人数を対象に研究を重ね、実際の検査に活用できるように改善を重ねたい」と話している。
認知症が早期に診断出来れば少なくとも今の様に症状が出てから薬物を服用し、病期の進行を幾らかなりとも遅くする様な状況が改善されるかも?知れません。ただ、以前から何度か報告している様に認知症になりやすい生活習慣もだんだん分かって来ていますから、まずはなる前に予防することが肝要かも?知れません。
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