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コラム
スペインでもコーヒー飲用で死亡率低下?
2017年9月1日
スペインでもコーヒー飲用で死亡率低下?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘スペインでもコーヒー飲用で死亡率低下?’という報告です。
コーヒーが、健康的な食生活の一部になるかもしれない。スペイン・Hospital de Navarraの研究者らは、スペインの中年大卒者約2万人を対象とした研究の結果から、1日のコーヒー摂取量が多い人ほど全死亡率が有意に低下することが示されたと、欧州心臓病学会で報告した。この傾向は特に45歳以上で強く見られたという
コーヒーの摂取は全死亡率と逆相関することが報告されているが、地中海諸国での調査は行われていなかった。今回の研究は、スペインの中年大卒者2万2,500人以上を対象とした研究であるSeguimiento Universidad de Navarra(SUN)プロジェクトの枠内で実施された。解析対象は1万9,896人で、登録時の平均年齢は37.7歳。コーヒー(1杯=50cc)の摂取頻度は、ベースライン時に食物摂取頻度調査票を用いて調査した。約10年の分析の結果、1日4杯以上コーヒーを摂取している群では、コーヒーを(ほとんど)摂取していない群に比べて全死亡リスクが64%低下した〔危険率0.36倍〕。1日当たりコーヒーを2杯追加摂取するごとに全死亡リスクは22%低下した(危険率0.78倍)。
なお、総コーヒー摂取量と年齢には有意な相互作用が認められた。45歳以上群では、コーヒーを1日2杯摂取することでその後の全死亡リスクが30%低下と有意に関連していた(危険率0.70倍)。この関連は45歳未満群では有意ではなかった。同研究者らは「SUNプロジェクトでは、特に45歳以上でコーヒー摂取と総死亡リスクとの間に逆相関が認められた。より高齢者でより保護的な関連が強いためかもしれない」と述べている。
今回の結果では45歳未満では有意差は出なかった様ですが、中年期以降ほどコーヒーの有用性が高いというのは少し驚きです。でも、最近この様なコーヒーに関するポジティブデータが増えて来ているのはコーヒー好きとしてはうれしい限りです!
通勤路の花々は何か秋と梅雨が混在している感じすらします(笑)
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