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佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明(さとうひろあき) / 内科医

さとうクリニック内科・消化器科

コラム

塩分を減らす7つの方法

2017年5月22日

テーマ:医療マメ知識

コラムカテゴリ:医療・病院

塩分を減らす7つの方法

 おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「塩分を減らす7つの方法」というお話です。
 先日、出演した生番組でも料理研究家の方が塩分制限の食事を美味しく作るためにはコツがあると仰っていましたが、以下の様なことに気を付けると塩分控えめでも美味しく頂けるようです(笑)
1. 酸味を加える:酢や柑橘類を用いて味に変化を付ける
2. 香辛料や香味野菜を加える:カレー粉・にんにく・ねぎ・しそ・しょうが・
海苔などの香味・辛味は塩味の代わりに味を引き締めます。
3. 出汁(うま味)を効かせる:かつお節・昆布・干し椎茸・トマトにはうま味成分が多く含まれています。塩分を3割減らしても美味しさが保たれます
4. 温度も味のうち:料理は温かい状態で食べると薄味でも美味しい状態で食べることが出来ます。
5. ミルクマジック:牛乳のコクとうま味で薄味をカバーする方法。出汁に牛乳を加える、調味料を割るのが基本的な方法です。「乳和食」という名称でも注目されている減塩方法です。
6. 一点集中:料理をすべて薄味にしてしまうと味気のない献立になり、長続きしません。塩味は1品に集中的に使い、メリハリをつけることが長続きのコツです。
7. 香ばしさを活かす:焼き目を付ける、ごま・ごま油を加えて風味を活かします。
 以上が塩分を控えても美味しく頂けるコツの様です。前述の料理研究家の方も番組内でも仰っていましたが、料理の味のコツはバランスなのだそうです。塩分もある意味ではうま味の一種ですからそれを控えてしまうと料理の味のバランスが崩れてしまう。それに酸味や辛み、さらには出汁のうま味を加えて塩分を控えた分を補うことでトータル的な味のバランスが整うのだそうです。皆さんも参考になされてみて下さい。
*2017 CareNetより抜粋し、一部改変

17.5.22 イースターカクタス

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佐藤浩明

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