hiroの温泉紀行2
hiroの温泉紀行 1
今晩は。さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今回は少し趣向を変えて「hiroの温泉紀行 1」をお送りします(笑)
先日、第42回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において36年連続で総合1位に選ばれていた和倉温泉の加賀屋を抑えて、初の総合1位に選ばれた1880年創業の八幡屋(石川町・母畑温泉)の日帰り温泉に行って来ました。
温泉はあの地域に特有のアルカリ泉で肌に優しいスベスベ感のあるお湯で露天風呂も併設してあり、個人的にも非常に好きなお湯でした。また、東北一のラジウム含有量を誇り、天然のラドン温泉ともいわれる母畑温泉は、古来「母畑の三日湯」と詠われた名湯とされ、八幡屋のサウナはその源泉を直接引き込んで利用しているようでサウナと言っても石を敷き詰めた上に寝転がるタイプのもので体に優しいサウナという感じで長く居ても負担になりにくい感じでした。料理は活あわびのコースでしたが、蒸し焼き状態のあわびも柔らかく、なかなかのお味でした。
母畑温泉の由来は…今から遡ること900年程前、阿武隈山渓を埋め尽くす大雪のなかを八幡太郎義家こと源義家は多くの軍勢とともに、陸奥の国を征する安倍貞任を成敗し、東国進行を果たすべく進軍しておりました。その当時、降る雪は一向に止みそうもなく、足を負傷した義家の愛馬は動くことが出来ず、手当としては谷間の水で傷口を癒やすこと位しか出来ませんでしたが、馬の傷は良くなったと言い伝えられております。この谷の水には岩間からの温泉が混じっていることを知った義家は湯の湧き出る岩の上に母衣(ほろ)を捧げ、旗を立てて祀ったと云います。
このとき義家が母衣(ほろ)と旗を祀った土地は、「母衣旗(ほろはた)」と呼ばれ、いつしか訛って「母畑(ぼばた)」と呼ばれるようになりました。 又、八幡屋は八幡太郎義家の愛馬の傷が治った霊泉の上に建てられた宿というところから、「八幡屋(やはたや)」と名付けられた様です。