フィンランドで認知症死亡が多いのは何故?
男性はサウナで認知症予防?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「男性はサウナで認知症予防?」という報告です。
フィンランドの住民ベースの前向研究であるKuopio Ischaemic Heart Disease Risk Factor Studyで、中等度~高頻度のサウナ浴が認知症およびアルツハイマー病のリスク低下と関連していたことが報告された。
本研究では、1984~1989年に42~60歳であった健康成人男性2,315人において、ベースライン時の調査でサウナ浴の頻度を質問した。認知症とアルツハイマー病の危険率を確認した。
主な結果は以下のとおり。
・追跡期間の中央値は20.7年で、それまでに204人が認知症、123人がアルツハイマー病と診断された。
・年齢、飲酒量、体格指数(BMI)、収縮期血圧、喫煙、2型糖尿病、心筋梗塞の既往、安静時心拍数、血漿LDLコレステロールで調整後、サウナ浴が週に1セッションの男性と比較した認知症の危険率は、週に2~3セッションの男性で0.78倍、週に4~7セッションの男性で0.34倍であった。
・同様にアルツハイマー病の危険率は、週に2~3セッションの男性で0.80倍、週に4~7セッションの男性で0.35倍であった。
かく言う私も以前はサウナは苦手の方でしたが、最近は温泉などにサウナが併設してあると積極的に使うようになりました。あのじわじわと汗が出てくる日常ではあまり感じる事の出来ない感覚...嫌いじゃありません。でも、上記の報告のように本当に認知症予防になるかどうかに関しては少し眉唾な感じは否めませんが、フィンランドでの研究というところがミソかも?知れませんね!
昨朝のwalking時に見つけた冬野菜と花々。おでんに入れたら美味しそうな大根でした!