イルミネーションの飾り付けにも注意？

おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「イルミネーションの飾り付けにも注意？」という報告です。
今回の報告はカルガリーの外傷センターで実施されたもので2002～12年の間に、クリスマスイルミネーションの飾り付けに起因する、重度の外傷で搬送された40人を後ろ向きに検討した結果です。
　飾り付けをするのはやはり父親で全体の95％が男性、平均年齢は55歳。家の屋根に上ってイルミネーションを付けるには、ちょっと不安な年齢。外傷の内訳は、神経学的（68％）、胸郭（68％）、脊髄（43％）、四肢（40％）が多く、はしごからの落下が65％と半数以上を占めた。また、屋根からの落下が30％、挿管され、集中治療室に搬送されたのは全体の20％、手術を受けたのは30％で入院日数の中央値は15.6日。そして、死亡したのは全体の5％という結果でした。
　北アイルランドでも同様に、落下による外傷が多かったという報告があります。違う時期やもう少し暖かい国ならば違った結果になるかもしれません。たとえば、オーストラリアではクリスマスの時期にはマリンスポーツ関連の外傷が増えるとされています。
凍ったはしごは滑りやすいので、皆さんも家にイルミネーションの飾り付けをする際は注意してください。
　最近は自宅でイルミネーションの飾り付けをする家庭も増えて来た様に感じます。飾り付けするお父さん...くれぐれもご注意あれ！
　　　　
　昨朝の吾妻小富士、周辺の山々も含めてしっかり、冬景色になりました！