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赤身肉の食べ過ぎには注意?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「赤身肉の食べ過ぎには注意?」という報告です。
 赤肉(牛、豚などの哺乳類の肉)を主な蛋白質源としている人は寿命を縮めている可能性があることが、新たな研究で示された。また、植物性蛋白質をより多く摂取している人は、動物性蛋白質を多量に摂取している人に比べて早期死亡のリスクが低くなるという。ただし、全ての動物性蛋白質に同レベルのリスクがあるわけではないと、研究を率いた米ハーバード大学のは研究者は述べている。
 今回の研究では、以下のことが明らかにされた。
・1日の食事に含まれる植物性蛋白質が3%増えるごとに、全死因による死亡リスクが10%低減し、心臓関連死のリスクが12%低減した。
・1日の総カロリーに占める動物性蛋白質の比率が10%増えるごとに、全死因による死亡リスクが2%増大し、心臓関連死のリスクが8%増大した。
・動物性蛋白質から摂取するカロリーの3%を植物性蛋白質に置き換えると、全体の早期死亡リスクが低減した。低減する比率は、置き換えられた動物性蛋白質の種類により異なった。
・加工した赤肉、未加工の赤肉、卵の摂取量が少ないと、早期死亡リスクがそれぞれ34%、12%、19%低減した。加工した赤肉とは、ベーコン、ソーセージ、ハムなど。
 興味深い点は、動物性蛋白質と死亡リスク増大に関連がみられたのは、肥満、過度の飲酒、喫煙、運動不足など、他にも不健康な生活習慣のある人に限られていたことである。その理由として、「食事パターンは健康な人と不健康な人で大きく異なり、特に蛋白質源とその摂取量において違いは顕著である。不健康な生活をしている人ほど、赤肉や高脂肪の乳製品から蛋白質を摂取する傾向が高い」と同研究者は説明している。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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